罰ゲームトランプ


今回の無駄物は、ちょっと今までと趣向を変え、俺が大学時代に流行った遊びを一つ紹介します。

毒っつーか、馬鹿入ってますので気合い抜いて読んで下さい。

(マジで実話なんで。)



20過ぎた俺らが熱狂して、三日三晩やり続けた遊び。

それは・・・罰ゲームトランプ。

20過ぎた俺らがですよ?

しかも野郎ばっか6人でですよ?

何が悲しくてこんなもんにはまらないといかんのでしょうか?

まあ、とりあえずルール説明をば。



まず、適当な大きさに、かつ均等に切った小さめの紙を

三枚程度ずつ、全員に配ります。その紙1枚に1つ、適当な罰ゲームを考えて書き

細かく折って中が見えないようにします。全員が罰ゲームを書き終えたところで

その紙を場に全て置きます。あとは、トランプで遊ぶだけ。

種類は何でも構いません。ポーカーでも大富豪でも七並べでも。

ビリになった人が場から1枚紙を引いて、中を確認して

書かれている罰ゲームをみんなに公表してから、手元に置いておきます。

これを繰り返して、場の紙が全て無くなったらゲーム終了。

それから手元にある紙に書いてある罰ゲームに従うという、至って簡単な遊びです。



ここでポイントとなってくるのが罰ゲームの内容です。

当然、プレイする人によってその内容を微妙に変えなければなりません。

プレイヤーの中に女性がいるときに



「パンツ一丁で壁逆立ち1分」



なんていう罰ゲームを書いても場が凍るだけです。逆に、野郎ばっかの時に



「みんなから質問責め」



なんていう罰ゲームを書いても場がしらけるだけです。

「今好きな子いるの?」とか、「A・B・Cどこまで経験済み?」

なんて、野郎に聞いても仕方ねえっつーの。誰だよ、こんなクソ罰ゲーム書いたやつは、と

やり場のない怒りすら襲ってくることうけあい。

それでは、実際実行された罰ゲームの数々を紹介していきましょう。



●「腕立て20回」

まあ、実にオーソドックスな一例です。他に腹筋やらスクワットなども。

何回もプレイしていると、後々効いてくる罰ゲームです。

最終的には腹筋、腕立て、スクワット、合計300回以上こなしたという

輩も続出しました。健康的な遊びですね。また、罰ゲームを考えるのに詰まった場合に

仕方なく紙に書くという罰ゲームでもあります。



●「パンツ一丁で腹筋20回」

俺が引き当ててしまった罰ゲーム。当時俺はブリーフ派だったので

実は俺の足を押さえるヤツに対する罰ゲームでは?とまで言われました。

すげえアングルで俺の腹筋の様を見ることになったんだもんなあ、そいつ。



●「ドロー2」

カードゲーム「UNO」でお馴染みのドロー2です。これ引いちゃったヤツは

更に罰ゲームが書かれた紙を2枚引かなければなりません。

誰だよ、こんな罰ゲーム最初に書いたやつぁよ。ごめんなさい。です。

この罰ゲームが俺らの中でちょっとブームになった為、罰ゲームの内容の6割くらいが

ドロー2になってしまってゲームでも何でも無くなってしまったというエピソードが。



●「ダイエーマラソン」

そのまんま。これ引いちゃった人は、俺の家の近くのダイエーの周りを

一周走らなければいけません。めんどくさいったらありゃしねえ。

対してひねりのなかった罰ゲームなんですが、なぜここに特筆したかというと・・・

中継車出しちゃったからです。しかも2台。

確かあれは・・・真夜中の3時くらいだったでしょうか・・・。

明かりひとつついていないダイエーの周りを1人走る男。

その男のペースに合わせ、近所迷惑かえりみず、窓開けて中の男が何か叫びながら

トロトロと走るサーフとレビン。

しょ、正気か!?ええ、正気ですとも。



●「テーブルの上でセクシーポーズ」

大学のサークルメンバーみんなで俺の家に集まった時に、うまい具合に

女の子Sが引き当てた罰ゲーム。この罰ゲームをSが引き当てたとき

俺の隣に座っていた友人Aは、声もなしに小さくガッツポーズとってました。

A・・・てめえか、この罰ゲーム考え出したの。

で、Sは「えー?どうしようかなあ?」とか迷ったり照れたりしながら

テーブルの上に乗って、自分が思ったセクシーポーズをとりました。とはいうものの

手を頭の後ろに回しただけ。漫画なんかの主人公妄想シーンでよくあるアレです。

セクシーでもなんでもありませんでした。

「セクシー!」と叫んで愛想笑いしながらも、どこかしら寂しげで、なおかつ

見方によっては怒りすら浮かべてるようにも見えるという

途方もなく複雑な表情をしているA。わかるぞ、A。その気持ち。

だが、大学のサークルの集まりで、そういう変な妄想は捨てた方がいいぞ、A。



●「ゲレンデで雪だるまを作る」

サークルのスキー合宿の時に実行された罰ゲームです。なんともまあかわいい罰ゲームだこと。

っていうか、罰ゲームじゃねえよ、こんなの。

まあ、俺が引き当てちゃったもんで、仕方なしに、次の日に作りましたよ、小さい雪だるま。

で、たまたま持っていた、赤いマーブルチョコをとりだして、雪だるまの目にしました。

そしてまた次の日、その雪だるまを見てみると、マーブルチョコのコーティングが溶けて流れてました。

溶けて流れたコーティングの赤い筋がくっきりとついていたのです。

血の涙を流す雪だるま・・・。

こっちが泣きそうでした。その日の夜、しばらく寝付けませんでした。ある意味罰ゲームでした・・・。



他にも色々あったんですが、爽やかさっぱり忘れました。

どれくらい爽やかかというと、夏、外でめっちゃ汗かいた後にちょい熱めの風呂入って

その後にクーラーが効いた部屋でビール飲んでるくらいの爽やかさ。

以上。罰ゲームトランプでした。





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