ウィズレポート1

ウィザードリィとは、かつてファミコンRPGの元ともなったと言える、3Dダンジョン探索RPGです。パソコンから始まり、ファミコン、PCエンジン、ゲームボーイ、スーファミ、そしてプレステ、サターンと移植されてきました。それほどまでに人気のあるゲームなのです。当然俺も大好きなゲームです。

だがしかし!その独特なシステムから、ツッコミどころ満載なんで、敢えて俺が泣く泣く斬ってみました。それではどうぞ・・・。

まずカセットを差し込んで電源を入れると、決してハデじゃない、つーかかなり地味タイトル画面が現れます。早速ゲームをスタートしてみましょう。ウワア、これまた力一杯地味コマンド画面です。ここがウィザードリィの舞台、「リルガミン城」な訳です。ここでキャラを作り、パーティーを編成し、装備を整え、地下迷宮に乗り込む訳です。

まず最初にすべき事は、キャラクターメイキングなんですが、これはちょっとややこしいので省略。しかし、いい加減な気持ちでキャラメイクすると、すぐ全員揃って墓場行きです。で、死んだキャラは自動的に教会へ、なんて甘くありません。その場に置き去りです。置き去りになったキャラは、他のパーティーが拾いに来ないと行けません。とりあえず無事回収して、城に戻ると、死体はパーティーから自動的に抜け、カント寺院という、一般RPGでいう、教会へ送られます。でも、ギルガメッシュの酒場という場所で、死んだままパーティーに加える事も出来るのです。

血みどろの死体を運んで進むパーティー・・・

ゾッとしないですね。やめて下さい。ていうかやめろ怖いから。

で、死体は、カント寺院で一定額のお金を払って生き返らせる訳です。もしお金が足りないものなら、某ゲームのように「お金が足りないですよ」なんつー、ヤサシイ言葉はかけられません。

「けちなハイキョウシャめ!でていけ!」

と一蹴されてしまいます。素晴らしい程に現実的。ていうかここまでやらなくても。

まあ、とりあえず金は足りた事にして、それでは死体を生き返らせましょう。レベル1の人生き返らせるには250GPかかるので、払って・・・と。あれ?なんか生き返ってないぞ?あれ?死体のステータスが「灰」になってる?

余計状態悪くなっとるやんけ!!

そうなんです。金払ったからといって、絶対生き返る訳じゃないんです。見たことありますか?こんなゲーム。ファミコンでこんなゲーム出しちゃって、PTAから苦情の一つも出てきそうな、そんなゲームなんです。世の中の厳しさを教えてくれる、そんなゲームなんです。

でも、どうやら灰になってもまだ生き返らせるらしいのです。仕方なくもう一度寺院に頼む事に。しておいくら?何?500GPだと?

死体を灰にしておいて、なおかつ二倍の料金ぼったくるかこの野郎。

しかし、レベル1のパーティーには、まだ蘇生の呪文を覚えている僧侶なんている訳もなく、渋々500GP払って生き返らせてもらうことに。復活の儀式が始まります。



ささやき − えいしょう − いのり − ねんじろ!

    せんし1 は まいそうされます。




・・・え?マ、マイソウ?埋葬って何ヨ?あれ?なんか登録リストからせんし1が消えたゾ?

せんし1、永遠に失われる。

そうなんです。灰からの蘇生が失敗すると、キャラはLOST(失われた)という状態に陥り、二度と復活しないのです。見たことありますか?こんな厳しい現実を見せられるゲームを!?ドラ○エやエフエ○やキン○マンドラ○ンボールとはすごい違いですネ!やってられるかこんなゲーム!!

とりあえず、さわりだけでこんなところです。どうです?やる気無くなるでしょう?


ウィザードリィが欲しい!


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