我が愚友Kのお話。時々ドタボウ(土壇場ボウリング)に俺を拉致ってくれやがる奴なんですが。 コイツとは9年くらいの腐れ縁で、運転免許合宿も一緒にいっちまったし、サークルでも俺が部長、コイツが副部長と、スタッフまで一緒にやっちまった始末。当然コイツの色恋沙汰も知っています。2件しかなかったんだけど。 コイツがサークルの二つ下の後輩A子と付き合っていた時の話。つきあって三ヶ月くらいたったある日の事。俺のところに一本の電話が・・・。A子からだった。 A「もしもし、元新人さんですか?」 俺「おお、A子。どした?」 A「あ、K先輩の事なんですけど・・・」 俺「うん。Kがどしたん?」 A「私とK先輩が付き合ってるの知ってますよね?」 俺「勿論。知らいでかっつーの。」 なんか勿体ぶらせたしゃべり方だなと思いつつ、じっくりと話を聞いてみることに。 いや、だってなんか面白そうじゃん。こういう話大好き。 A「で、元新人さんってK先輩と仲いいじゃないですか。」 俺「まあ、悪くはないな・・・」 A「だからちょっと相談したくて・・・」 来た来た来た来た来たーっ!あーもうドッキドキです。どういうアドバイスしたらオモシレエかな。ぷぷり。 A「あのね、K先輩って・・・」 俺「うん、うん・・・何?」 A「時々何考えてるかわからなくって・・・」 あ、なんだそういう事か。そりゃわかる訳ないですよ。 気持ち良い位何も考えてねえんだから。 そういう奴なんですよ。スポーツにゲームにやたらとマメな奴なんですが、女には本当にマメじゃないどころかいい加減。結局この二人はうまく行くわけもなく、早い時期に別れちゃいました。当然だこの馬鹿Kが。 [INDEXへ | その2へ] |