友人Kその7 〜昼食時〜


サークルでの夏合宿。昼食がカレーだった。俺と友人K以外数名と同じテーブルを囲むことに。

カレーを食いつつふと見ると、水差しに入っていた水が既にない。カレーを食べていれば至極当然の事であるが、補給するには水差しを持って少々移動しなければならない。誰かが行ってくれるだろうと皆動こうとしない、かつ気付いていながらそれを口にしない。



ここで我らが友人Kの登場である。



「あれ、水ないな。持ってこないとあかんな。」



そう言って席を立とうとする友人Kキャーナイス。ちょっとの距離だけど、テニスで疲れた体では面倒なのよね。いつもそういう気が微塵も回らないくせに、今日は一体どうしちゃったの友人K・・・って



水差しも持たずにトイレ直行かよテメエ。



普通そういう台詞はいた後に席を立てば、誰でも水汲んできてくれると思いますがな。どういう思考回路してんですかアナタは。








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