正義の報告書 六章


ふう、ようやく「正義の味方」第5話、第6話をクリアしました。残るはあと3話。皆様もう少しだけおつき合い下さいますよう、お願いいたします。

では、電磁電人デンジー★ペキン第5話「謎のボランティア?ゴミゴミ大作戦」の始まりです。


既に視聴率を60%以上稼いでいるこの番組。ファイティング原田の試合でもここまで稼げなかったろうに、それでも目標視聴率を稼がなければ即打ち切りらしい。


絶対この番組のプロデューサー無能です。


そもそもヒーローもんでそんな視聴率が稼げるのがすげえのに、なぜまだ打ち切りを考えますか。紅白歌合戦でも今時そんな数字は叩き出せませんよ?

まあ何にせよ、これ以上視聴率を落とさず、順当にあげていけば打ち切りはまずないと思うので、話を戻すことに。


第5話がはじまったと同時に、新田刑事が喫茶HAPPYにかけこんできた。ただ事じゃなさそうな新田刑事の慌てぶり。


「おお、おおごとじゃい!ゲネスのヤツらが・・・」







遂に良い事しちゃってるゲネス。



はぁ?ゴミ集めですか?ゲネスも遂に改心したかと笑うマスターにサヨちゃん。もうお前らには相談しないと、怒って出ていってしまう新田刑事。確かに、今まで散々やってきたゲネスの事。ただ改心してゴミを集めだしたとはにわかには考えづらい。

光一は早速ゲネスの足取りを追うべく、次のゴミ収集場所である住宅街に向かった。

そこではゲネソルジャー達がゴミ収集車でゴミを集めていた。いつでも回収に来て、なおかつ無料のゴミ収集を行うゲネス。数日の間に主婦の人気をゲットしてしまったゲネス。

そこに我らがヒロインQTセイバー出現。ゴミを出そうとしている主婦達の前に立ちふさがった。


「ゲネスがどんな集団か、みんな知ってるでしょう?」
「そんな彼らが、ゴミを回収している・・・何かおかしいと思わない?」


まったくもってその通り。QTセイバーの言っている事は思いっきり正論であろう。だがしかし、この馬鹿主婦どもはこんな事を言いだしたのだ。


「私たちはゲネスさんの味方よ!」
「お呼びじゃないの!あっちいきなさいよ!」


そしてQTセイバーに空き缶やらゴミをぶつけるという有様。今まで散々助けてもらってるくせにこの仕打ち。ストーリー上ある程度誇大化しているのでしょうが、あまりにも自分勝手で醜い人間模様。


すこぶる実在しそうで怖いですこういう人種。


すぐさま駆け出し、QTセイバーの盾になるデンジー★ペキン。立ち去る主婦とゴミ収集車。デンジー★ペキンは更にゲネスの足取りを追うべく、駅前広場へと急いだ。

駅前広場のゴミ置き場で収集車を待つペキン。するとそこに新田刑事が現れた。何かいいアイディアがあるとの事で、ペキンはそれに従う事に・・・と、いきなりペキンをゴミ袋(黒)に入れてしまう新田。

なるほど!これで否応でもゴミ袋はペキンごと回収されて、ヤツらのアジトに行くことが出来る!ってちょっと待てや。

普通、ゴミ収集車って、そのままゴミを持っていったりはしないですよね?収集車後部についているローラーみたいなもので、粉々にしてから持っていきますよね?


ヒーローモノからホラー番組に早変わりですか?


しかし、このゴミ収集車、後ろが荷台になっていて、別にゴミを潰して持っていく訳ではない様子。いや、そんな収集車の方が珍しいっつーの。

まあこれなら新田のアイディアもうまく行きそうです。早速収集車がやってきて、回収されるペキンinゴミ袋。そして新田刑事は収集車を尾行する事に。しかし・・・


車に乗ってくる事を忘れ、尾行出来ない新田刑事。


ボケてねえかこのジジィ。さっきもペキンを粉々にするところだったし。

なにはともあれ、アジト進入に成功したデンジー★ペキン。そこでゲネスの真の目的を知った。どうやらヤツらは、ゴミを燃やし続け、街中を灼熱地獄にし、かつ有害物質で寿命を縮めるという作戦を実行しているらしいのだ!

まあ、ストーカーや偽ペキンよりはマシな作戦ですな。

真相を知り怒るペキン。しかしゲネソルジャー達に見つかってしまい、戦うはいいがキリがなく、やむなく逃げる事に。

なんとかアジトを抜け出す事に成功したペキンは、次のゴミ回収予定場所、ホリディ通りに。すると既に人々は熱にやられ、バタバタと倒れていった。そこに現れたのが、今回の主犯「焼却怪人ゴミバーナー」である!







うわっ、気持ち悪っ。


いざ神妙に勝負しろと構えるペキン。しかし何者かが銃でゴミバーナーを狙撃!逃げるようにその場を去るゴミバーナーとゲネソルジャー達。また貴様かQTセイバー。いっつもオイシイところばかりとっていきやがって。


つーか貴様が戦えナス。


仕方なくホリディ通りの人々に聞き込み。するとヤツらは公園に向かったらしく、そこには秘密の抜け穴があるらしい!早速公園に向かい、隠れて様子を見ることに。

すると先ほどのゲネソルジャーが公園の石碑にある抜け穴を出現させた!どうやら「ゲネゲネゲネゲネ」がキーワードらしい。ゲネソルジャーが去った後、ゲネゲネ言って再び抜け穴を出現させ、中に入っていくペキン。

抜け穴を利用してアジトにたどりつくと、新田刑事が捕まっていた!その人を解放しろと、ゴミバーナーに戦いを挑むペキン。


「この場所ならオレの力は10倍バーナー!」


といきまくゴミバーナー。その割には他の怪人とほとんど強さが変わらないゴミバーナー。違う場所だったらおそらく他の怪人の1/10の力であろうゴミバーナーなんぞに負けるわけがなく、軽々と必殺技をかわすペキン。


「バーニングスチーム!」


二つ目の必殺技を繰り出すゴミバーナー。そして軽々とかわすペキン。画面には「必殺技をかわした!」とメッセージが。







コレをかわしていると言い張るか。


そして博士からもらった、宇宙船まで召喚して変形させて撃つという無茶な必殺技「グランバスター」で怪人をぶったおして一件落着と。

場面は変わって準備中の喫茶HAPPY。ようやくゆるやかになってきた暑さに、やよいとサヨちゃんは水着になってくつろいでいる。

やよいの大胆水着姿を見て、真っ赤になる主人公光一。しかし次の瞬間、カメラはとらえた!







股間をおさえてます。


い、イヤだ・・・イヤだよう!もっこりするヒーローなんてヒーローって認めない!ぼぼぼ僕は認めないぞそんな夢のないヒーローなんて!

まあいいやメンドクセエ次。


ようやく第6話。「通話を聞くな!携帯洗脳作戦!」

サブタイトルから大体想像出来ますが、まさにその通りです。タダで携帯配って只野市民を洗脳し、アジトに連れて行ってゲネソルジャーに改造するという作戦。

ここでマヌケなのが、その携帯の名前が「ゲネフォン」、そして型番が「GNS−01」というなんとも安直であるという事。

ゲネスソフトでまだ懲りてなかったのか只野市民。いい加減気づけよ馬鹿。

馬鹿な市民達は、軽々と洗脳されて、ゲネストラックに積み込まれていく。光一はそのトラックにサヨちゃんが積まれるのを見てしまう。このままではサヨちゃんまでゲネソルジャーにされてしまう!急げ光一!

その前に、もはや恒例となった、博士からの新必殺技伝授。今度のは「パワースライサー」。とりあえずどんな必殺技なのか、説明書きを見てみる。


「アージャパワーを真空波とともに敵へぶつける荒技。」


ふむふむ。今回の必殺技も使えそうだ・・・ってアレ?まだ続きがあるぞ?


「ひと振りで星を破壊できるパワーを秘めているぞ!」


秘めんなよそんなパワー。


たかがいち怪人を倒すのに、たったひとつの街を守るのに、そんな途方もねえパワーが必要なのかよ。怪人倒して星まで破壊してどうすんだ馬鹿。

まあ手加減して使うことにして、とにかく今はサヨちゃんが心配だ!急いで情報収集。

街の人々の話によれば、青果市場に怪しい人々がたむろっているとの事。ジャーナリストの卵、光一はここでピーンときた。


「青果市場を乗っ取って、秘密アジトにしているんだ!」


早速青果市場に急ぐ光一。どうやらビンゴのようである。青果市場地下に秘密アジト発見!デンジー★ペキンに変身し、乗り込む光一の前に、ダークレディーと一人のゲネコマンダーが立ちはだかる!


「改造されてすぐにゲネコマンダーに昇格したイキのいいやつ」


と彼女の言うそのゲネコマンダーは、実はサヨちゃんのなれのはてだったのだ!くそうゲネスめどこまでも汚い!

しかし、タモン博士の話によると、改造された人々は元に戻せるとの事。サヨちゃん、すまない!ちょっとの間だけ我慢してくれ!

ここに、デンジー★ペキンとゲネコマンダーサヨちゃんとの戦いがはじまる!

しかしゲネコマンダーがペキンにかなうはずもなく、あっけなく倒されてしまうサヨちゃん。くっ、すまんサヨちゃん・・・







って決めポーズとんなや鬼畜。


次は貴様の番だケータイ怪人モバイルデモン!貴様だけは許さ(略)モバイルデモンを倒し、タモン博士にサヨちゃんを戻してもらった。どうやらサヨちゃんは、ゲネコマンダーになっている間も意識があったらしく、またもやデンジー★ペキンの正体がバレてしまう。


何人に正体バレれば気が済みますかアナタは。


根っからのデンジー★ペキンファンであるサヨちゃん。喫茶店に戻った後、光一に「デンジー★ペキンと一緒に働けるなんてしあわせ♪」と抱きついてきた。

そしてただならぬ殺気に気づく光一。







怖っ。


突然の三角関係に光一は?ウフフ♪いったいどうなってしまうんでしょうねえ?


あ、いや、三角関係がじゃなくて、主に俺が。まだ3話もあるのかよう。もう勘弁してください。




正義の味方が欲しい!


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