正義の報告書 七章


大変長らくお待たせしてスミマセンでした。ようやく第七章アップです。

第7話「赤い衝撃!献血大作戦!」

とある事がきっかけで、サヨちゃんに正体がバレたデンジー★ペキン。それからというもの、サヨちゃんは光一にべったり。そして気分がよろしくないやよい。





今にも殺りそうな勢いの眼光を放つやよい。怖。


トラブルが絶えない只野市内では現在、輸血用血液の不足が問題となっていた。

そんな中、とある縁でデンジー★ペキンと知り合った、入院中の「ほたる」という女の子の容態を知るべく、ナースステーションに向かうペキン。



看護婦「あなたのお見舞いのお陰で、ほたるちゃんに笑顔が戻りました。」

ペキン「いやいや、ヒーローとして当然の行為です。」




お見舞いを「ヒーローとしての行為」と断言してしまうヒーローもどうかと思うが、そんなもんは関係なしに、いつものごとく必殺技を受け取りにタモン博士の洋館へ。

どうやら今回もらった必殺技「ハイパーショット」が最後であるらしい事をタモン博士から聞き、早速どんな効力かを見てみる事に。


「一カ所に集めた宇宙の超エネルギーを、まとめて敵にぶつける宇宙最強の技。」


ふむ。最後の必殺技らしい説明ですな。おや?まだ続きがあるぞ・・・


「ウェポンフィールド以外でこの技を使うと銀河が消滅するので注意が必要だぞ!」


注意が必要とかそんなレベルじゃないと思うんですが。


そんなヤバい武器を、ヒーローとはいえ、一人の人間に渡してしまっていいものかどうかはこれまたおいといて、とにかく今は情報を聞き込みすることに。

ホリディ通りの本屋に、助けを求めている老人がいたので話しかけてみた。



老人「モテそうなあんたに相談じゃ。あんたの知り合い(女の子)紹介してはくれんかね?」

光一「紹介しましょう。」

老人「ワシはあんたを試してみたんじゃよ!自分の知り合いも巻き込もうとするとは、あんたは不合格じゃ。」

視聴率0.1%ダウン。

ウワーイ。まいったねこりゃ。




この場でハイパーショットくらわしたらダメですか。


こんな腐れジジィは無視して、駅前広場へ。するとしばらくして献血カーが到着。白衣を着た男性が数名出てきて、道行く一人の女性に話しかけた。


白衣「是非、献血にご協力お願いします。いえ、献血してください。っていうか、献血しろ。


うわあスゲエ聞きなじみのある語句!

なんにせよ、少々様子がおかしい事に気づいた光一は隠れて様子を見る事に。そこに現れたのが「吸血怪人トマトヘッド」。コイツの食料として献血を行っていたとはなんたる事だ!早速変身して、献血させられそうになっていた女性を助けるべく飛び込む光一!

ここで恒例のヒーローたる決めセリフ!



「神奈川にお住まいのてつやくん。いつも応援ありがとう!
 牛乳を飲むと背がのびるらしいぞ!」




って使い回しかよ。


しかもその後に「呼ばれなくても即登場!」とか言っちゃってるし。気がついたらもはや修正がきかないほどお笑いヒーローになってしまっています。

まあ、名前が「電磁電人デンジー★ペキン」って時点ですでにとりかえしのつかない事になっているんですが。


そんないらん事をしているうちに、トマト野郎は逃げてしまった。追いかけようとするも、三人のゲネソルジャーに囲まれるペキン。こいつらを片づけてすぐ追いかけねば!

そしてバトルに入るペキン・・・あれ・・・?







なんで二人も増えてるんですか?


まあ二人増えたところで大して変わら(大部分略)ゲネソルジャーを倒したペキン。しかしトマトには逃げられてしまった。

とりあえず病院にほたるの様子をうかがいに行くと、ゲネソルジャーが入ってきて、すぐ逃げていってしまった。これは一体?しかも医者が一人もいなくなってしまっているではないか!

急いでほたるの病室に向かう。するとQTセイバーが。彼女がついているなら安心だと、医者の行方を追うペキン。

スーパー只野でトマトヘッドに遭遇!しかしまたもや逃してしまう。スーパーにいた人々に話を聞いてみると、どうやら病院に秘密の地下室があるらしい事が判明した。

急いで病院に戻るペキン。ほたるの病室では、先ほどと同様QTセイバーが看ていてくれていた。ホッとしてQTセイバーに話しかけるペキン。


「QTセイバー!?なぜここに・・・」


酒でも入っとんのかこの健忘症が。


さっきここで会ったばかりのQTセイバーをなぜ忘れるか。いや、そんな事を言っている場合ではない!とにかく今はほたるの容態が気にかかって仕方がないのだ。ほたるはとても苦しそうに一言。


「私・・・もっと・・・生きたい・・・」


早く医師団、そして輸血用血液を取り戻して、ほたるの手術を成功させなければ!

病院内を探し回るペキン。すると一人のゲネソルジャーが地下通路を出現させたではないか!早速殴り倒して、代わりに地下道に入っていくペキン。

すると中では、医師団が捕まっていた!輸血用血液もこの中にあったのだ!灯台もと暗しとはまさにこのこと!

逃げ場が無くなったトマトヘッド。さあ覚悟し(手抜き)トマトヘッドを倒し、医師団と血液を取り戻し、ホッとしたのもつかの間、トマトヘッドが起きあがり、再びペキンに襲いかかった!


ザシュッ!


トマトヘッドの動きが止まったかと思うと、まっぷたつになって崩れ落ちた。そしてその後ろから姿を現したのが・・・





ダークブレードだったのだ。

要所要所で現れ、オイシイところを持っていく、主人公よりヒーローらしいこの男は一体何者なのか?

そして、ほたるが退院した後に再び病院に現れた、以前光一が「アルマジロハウス」にて遭遇した老紳士(第五章参照)が、人知れず残した言葉「Z作戦」とはなんなのか?


次回「電磁電人デンジー★ペキン」第8話


「最後の戦い!?ゲネス総攻撃」


に、乞うご期待!


・・・すんません、もうちょっと続きます・・・。




正義の味方が欲しい!


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