1980,01,27 / 00:41
さて、巷で「三国無双の劣化コピー」として名高い「戦国BASARA」をついノリで買ってしまいました。まあ元々三国が好きな俺にはスンナリと入れるかなという軽い気持ちで。
ソフトをPS2に入れて電源ON。しばらく待つと流れる美麗なオープニングムービー。有名な歴史上の武将達の剣圧で兵士たちが吹き飛ぶ場面があるんですが、うん。確かに綺麗。綺麗だけれども・・・なんていうかこう・・・
やりすぎなのが明白。
もう剣圧とかそんなレベルじゃありません。ここまでくると天災です。敵味方関係なしかよ。いきなりオープニングで大爆笑。バカゲーの匂いがギュンギュンします。
こりゃひょっとして無駄ゲーの材料として使えるかも、などと思っていると、間髪いれずに信じられない光景が俺の目の前に広がったのです。
ぼっかーん。
うぬぬぬぬぬ・・・
「うーまーいーぞー」
己が城を巨大化してぶち壊す信長。迫力がすごい。
すごいけどなんか馬鹿だ。馬鹿すぎる。あ、ちなみに「うーまーいーぞー」とか言ってないですからね本当は。わかる人だけわかればいいです。
3Dオープニングが終わり、またしばらくほっとくと今度はアニメでオープニングが流れるんですが、これが東京の街に各武将が点在しているワケわかんねーものだったんでほっといてゲーム開始。
最初から使える武将は「伊達政宗」「武田信玄」「上杉謙信」「真田幸村」「いつき(オリキャラ)」「織田信長」「濃姫」の計7名。キャラ選択画面で一番左端で、オープニングにも大々的にとりあげられていたという、いかにも本作の主人公的扱いである「伊達政宗」を選択。ここで政宗ボイスが。
「ザッツオーライ!俺とやろうってかい?」
「戦国時代物」というジャンルを早速放棄したと受け取ってよろしいか。
ひいい。おかしい。このゲームなんかキチガイだよおかあさん!なんでプレイする前にこんなにつっこみどころがあるんだよ!わかったよ!レビューかけばいいんだろかけば!とりあえずプレイさせてくれっての。ボケてばっかりいないで。
そしてようやくプレイ開始。聞いたことある声だなーと思っていたら、ワンピースのゾロと一緒の声なのね。ふーんまあいいや。とりあえずプレイ開始。無双の「チャージ技」にあたる、各武将で異なる「固有技」の技名が
「DEATH FANG」やら「JET-X」なんておおかた戦国時代にありえない名前だったり、政宗君が敵を倒すとたまに
「独眼流は伊達じゃねえ。You See?」なんてメリケンかぶれな言葉を吐きやがるとかそんなんはもう気にしない!気にしないよ!
でも、でもね、どうしても気になっちゃう事もあるんです。スゲエ目につくんですよ政宗君。その刀ですが・・・
6本も持っているように見えるのは俺が疲れているからですか。
なんだよ六爪流て。そんなのありかよ。なんでも「流」つければいいってもんじゃないと切に思った。この調子だと、いずれ使えるようになるであろう猿飛佐助も、頭に「忍法」つけるだけで何でもアリな技を使うといった、まさに
「忍者ハッ○リ君手法」を使ってくるのではと楽しみで仕方ないんです。
ゾロといい、政宗といい、刀を無駄に数持つキャラによくあたる声優だなと思いつつガシガシ進んでいくと、しゃべるしゃべる脇役ども。とりあえず今川義元の面をプレイしているんですが、雑魚兵士が「も、もうかえりてえよー」とか、敵武将が「これ以上先に進ませるわけにはいかん」とか、今川義元が「おじゃー」とk
おじゃー!?
確かに義元はおじゃるおじゃるで有名ですが、仮にも当主である彼が「おじゃー」なんて叫ぶような過ぎたコミカルキャラになってしまっては今川家もおしまいです。つっつとブッ殺してしまいましょう。はいクリア。
とりあえず一面クリアしましたが、このゲーム、とにかく当主をぶっ倒せば味方兵士がゼロになろうが何しようがクリア(一部例外もあり)なんで、何も考えずにプレイ出来て良いです。正直言って三国無双より爽快感は上だと思います。
何十人、何百人の敵をふきとばす、攻撃したりダメージを受けたりして貯まっていくバサラゲージ満タンでバサラ技が出る、いくつもの武器やアイテムがあり、装備する事によって武将が強くなるなど、確かにシステムは無双と酷似しておりますが、決して劣化コピーではないと思いますね。
これは「パロディ」というんですYou See?
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