1971,01,11 / 23:52
さて、長らく続きすぎて
七章あたりからだいぶやっつけ仕事になっている様が己が文章から伺えてしまうシャドウゲイトですが、ようやく終わりが見えてきました。ていうかあと2章で終わりです。
ええ。例にもれずハショりまくっていきますんで、本当に攻略してみたいという危篤な方は他のサイトでも見てください。
とめどない死をかいくぐりながらも、遂に最重要アイテム群「たいようのいし」「ぎんのたま」「いなずま」「まほうのつえ」「プラチナのホルン」を全部そろえた勇者。まずは「たいようのいし」「プラチナのホルン」以外の3アイテムを組み合わせ、伝説の杖を作り上げた。
後はワーロックを倒すだけ・・・ついに来るべき時が来たのだ!早速石像があった部屋で「ヒカレタイヨウ」を唱え、左側の穴へ飛び込んだ。
この井戸に「おおきなコイン」を投げ入れ、井戸の奥から立ち上ってきた不気味な空気とやらに飛び乗って底に移動。そして到達した直後、眼前に広がる川に
さも当たり前のように飛び込んで自爆数を1増やす勇者。更に、いかにも怪しいドラなんて置いてあるもんだからそりゃ鳴らしちゃうでしょ。するとどっかで見たことがあるお方が現れました・・・
げ!こ、こいつは・・・勇者が死んだときにいつも微笑みかけてくれるガイコツさん!「フェリーマン」とかいう名前がついているそうですが、もういいじゃん死神で。なんだよフェリーマンって。
どうやら金で向こう岸まで渡してくれるそうで。なんだイイヒトじゃん!・・・ってちょっと待て。向こう岸ってワーロックの本拠地じゃねえか?いいのかそれで。まあいいか。
・・・。なんですかこの「さあ謎を解いて入って来い!」とでも言わんばかりな仕掛けは。ワーロックは一体何がしたいんですか。勇者を殺したいのか、勇者に殺されたいのかはっきりしてはくれまいか。まあ一応この部屋に封印されているという体で話を進めますけども。
で、この謎解きなんですが、以前読んだ予言書に、こんな事が書かれていたのを思い出しました。おそらくそれがここの謎を解くカギとなりましょう。
「太陽の石は悪魔が自由になる前に剣の位置に置かれる。最後にホルンの音が鳴り響く。」
答えがバッチリ書いてある謎解きは謎解きとは言わねえええええんだよ!
なんすかソレ。剣のマークんところに太陽の石置いて、プラチナのホルン鳴らせばいいんだろ?今まで散々クソ難しい問題ばっかりつきつけておいて、最後の最後で肩透かしですか?せめて他の場所に石入れたら死ぬとか、そういうオマケが欲しいもんですナ!死にゲーなんだから。
かくして勇者は、遂にワーロックと対峙するのであった・・・
そこにいたかワーロック!遂に貴様を倒すときが来たようだな・・・わたしこそ真の勇者だ!って・・・あれ?なんすか後ろの
ピンクいのは。ふーん。それが「ベエマス」っていうんですか。
タイタンの中でも、最も恐ろしいとされる、あの「ベエマス」か・・・
よ、弱そうー・・・
で、結局タイタンって何なんだよ。巨人族か何かだとは思うんですが、ゲーム中一切説明ないし。ここはとりあえず無防備に突っ込んでいって1回死んでおきますかハイ死んだ。ちぇ。なんだよ死に方一個だけかよ。ラストなんだからもっと数多くしとけよな!
ゲームの目的思い切り履き違えてますけど気にしない!
じゃあまあ、「まほうのつえ」で倒してみますか。なんかワーロックには効かないっぽいんで、ベエマスめがけてそれーっ。
「まほうのつえよ、せかいをすくいたまえ!!」
勇者は一心に祈り、杖を振りかざした。激しい光の爆発!杖は光のビームを発し、ベエマスの胸を貫いた!
・・・。
・・・光のビーム?
他に表現方法はなかったんですか。光のビームて。「女の婦人」とか「頭痛が痛い」と同じレベルじゃないですかそれじゃ。と、とにかく、その「光のビーム」とやらに胸を貫かれ、そのヌルヌルした体をうねらせてもだえ苦しむベエマス。よし。これでベエマスは仕留めた!後はワーロックただ一人!って、あ、あれ?
「突然ベエマスがワーロックを握りつぶし、地底へと沈んでいく!」
巻き添えくってしもべに殺されるラスボス。
な、なんということだ・・・こんな終わり方でいいのか?結局ワーロック倒したの、ベエマスじゃん。お前じゃないじゃん勇者。そんな終わり方でいいのか!!王家の血を引きし、誇り高き勇者よ!!
「ああ・・・すがすがしいあさひだ!!」
・・・いいんかい。
※今日の逝っちゃった回数・・・2回
【33】
【34】
シャドウゲイトやってみてえ!
1971,01,12 / 00:02
おおおっ!激しい光の爆発!光のビームは、ベエマスの胸を撃った!
ベエマスのうめき声!ヌルヌルした体がうねる!!必死にもだえ、苦しんでいるようだ。
あっ!!突然ベエマスがワーロックを握りつぶし、地底へと沈んでいく!!
ワーロックの悲痛な叫び声は、未練がましく尾を引いた。
激しい轟音が止み、あたりの空気が急に穏やかになった。
暗黒の洞窟の中に、一筋の美しい光がさしてきたようだ。
ああ・・・!!清々しい朝日だ!!激しい苦闘が、まるで一夜の悪夢のように感じられる。
私はただ、胸の奥から、暖かいものがこみあげてくるのを必死におさえ、佇んでいた。
盛大なるファンファーレの嵐!!私は今、キングオットーの前にいる。
王をはじめ国中の人たちが、涙を浮かべて私を迎えてくれた。
「勇者よ!!よくやった!!よくぞ世界を救ってくれた!!これで国中の人々が安らかに過ごせる世の中となるだろう!!」
最大の栄誉!!最大の富!!そして何よりも美しい王女の手!!
いや!!それ以上に大切なものが・・・!!
「苦悩の末の勝利」だ!!
私の心に深く刻み込まれ、いつまでも決して消えることはないだろう!!
その後・・・。私はウエストランドの領主となった。
誰もが私を「勇敢なキング」と崇め、仕えてくれる。何一つ不自由のない生活・・・。
しかし、ただ1つ、足りないものがあるのだ。それは・・・・・!!
この頃また、「冒険の虫」が、心の奥で騒ぎ始めたようだ!!
私は無意識のうちに、次の冒険の旅支度を始めていたのだった・・・・・。
−−−−−第一話 終わり−−−−−
だ、第一話ぁ!?
どうやらまだ死に足りないようですこの馬鹿勇者。つーかこんな違う意味でホラーなゲームをまた作りますぜと宣言しているようなもんですよねケムコ。スゲエ。スゲエよケムコ。真性だよアンタ!
しかる後、「シャドウゲイトGB」とか「シャドウゲイト64」とか出して無駄に有言実行っぽいのがすげえ。
・・・と、エンディングまで突っ込みどころ満載の当ゲーム、いかがでしたでしょうか?星をみるひと然り、シャドウゲイト然り、昔のクソゲーというのは、
「有終の美」という言葉を知らないようですネ。
それ専用に用意された絵などほとんどなく、スタッフロールも流れない、ある意味潔いエンディングといえるでしょう。よ、よよ・・・ようやく・・・ようやく悪夢から開放されたよママン!もうケムコのゲームなどうんざりだよ!
え?な、なんだよママン。その手に持っているゲームは何だよう・・・ぼ、ボクにやれっていうのかい?
ぎゃあああぁああぁぁあああぁああっ!
シャドウゲイトやってみてえ!