2010,04,23 / 00:02
いきなりだがここで、町の人々から聞いた情報を整理してみる事にする。まずは一つ目。
「うわさではラダトームのお城に太陽の石があるらしい。もう手に入れたか?」
早速ラダトームの城を探索に行ってみる。
うわー。本当にありやんの。
太陽の石っつったら超重要アイテムじゃん。なんで町の一市民程度の人間が知ってんだよそんな重要情報。そして次にこんな情報。
「ドムドーラのはるか東に、すばらしい武器を売っている店があるらしい。」
早速ドムドーラのはるか東に行ってみる。
うわー本当にありやんの。
門をゴーレムが守っていたので、ようせいのふえで眠らせてぶったおしましたが・・・。
そもそもこの町の守護神的存在をぶったおしても良かったのだろうか、この後モンスターに町が襲撃されたらどうすんだと、勇者の行動に多少思うところはありますがまあ強い武器売ってるからいいや!
しっかりとほのおのつるぎ、みかがみのたてを買ってきました。これで幾分かパワーアップ。そしてさらに次の情報。
「私は聞いた!姫をさらった魔物が、東のほうに飛び去ったという事を。」
早速ラダトームの東の洞窟を探索してみる。
うわー本当にいやがんの。
・・・と、このように、この世界では様々な噂話が蔓延していて、かつそれが噂でとどまらず、全て事実に繋がっているというトンデモ現象が起きているのだ。
だったら別に勇者じゃなくても、町の人団結して、情報集めて、重要アイテム網羅して、団体で竜王の城攻めるなんてことも出来たのではなかろうか。なぜたった一人に全てを託すのか。
それだけの情報を握っておいて自分では何もしない。まさに他力本願オンリーな町の人たち。世が乱れるのもさもありなん。
まあ見つけてしまったものは仕方ない。ローラ姫に話しかけてみる事にする。
「ああ!助け出してくださる方が本当にいたなんて、まだ信じられませんわ!」
「私はラルス16世の娘、ローラです。」
「私をお城まで連れて帰ってくれますね?」
「いいえ。」
「そんな、ひどい・・・」
「私をお城まで連れて帰ってくれますね?」
「いいえ。」
「そんな、ひどい・・・」
「私をお城まで連れて帰ってくれますね?」
「いいえ。」
「そんな、ひどい・・・」
「私をお城まで連れて帰ってくれ
嫌だと言うとるんじゃああああああ!
・・・。
・・・「はい。」
「あなたは姫を抱きかかえた。」
連れて帰るどころか、まさに名のとおり「お姫さま抱っこ」をしながら、城まで行くハメに。道中モンスターとの戦いだって控えているってのに。てめえの足で歩け馬鹿女。
しかしそのまま姫を馬鹿正直に城まで送り届けるのもシャクだったので、ここでとある行動に出る勇者。
姫を抱きかかえたまま宿屋へゴー!
そして思う様下世話な発言をする店主。
お楽しみて!何?ねえ、お楽しみって何さ!当時発売されていた「ファミリーコンピューターマガジン」には、この「お楽しみ」についてこのような言及がなされている。
「お楽しみってなんだろう?姫様とゲームでもしたのかな!?」
読者層を考えた適切な言及であり、ただただ涙。
大体この当時のファミコン年齢層は、小学生あたりがメイン。なのにこんな下世話な台詞を仕込む堀井ゆうじは、一体彼らに何を教えたかったのか。つかファミマガさん困らせんな。
そしてローラ姫を王様に返しました。するとなにやら渡したいものがあると。ありゃ。なんと
たいまつと引き換えに王女の愛頂いちゃいました。
王女の愛、たった8ゴールド。
なんというディスカウント価格。まあ捨てれないんで引き換えっていうか押し付けられた感が否めないんですけども。
・・・と、どさくさまぎれに実はかなり物語は終盤。メルキドで装備整えたし、太陽の石も雨雲の杖も取ったし、ロトの鎧もちゃっかり取ってあり、ローラ姫を助けて王女の愛ゲット。しかも・・・
ローラ姫抱えながら毒沼入ってロトの印もゲットしてました。
さきほどゲッとした王女の愛は、道具として使うと、ラダトームの城から見て、今自分がどの座標にいるのかを教えてくれるもんなんです。
そしてメルキドで、ロトの印がある場所を、座標で教えてくれるおじいさんがいるわけです。王女の愛を使いつつ、その座標まで行って調べると、無事ロトの印ゲットと、こうなるわけです。
でも、俺はそんな事しなくても、ロトの印がある場所を覚えていたんで、ついでだと思ってついとっちゃったわけです。
つまり既に王女の愛用なし。
王女にとてもそんな事いえません。8ゴールドの価値すらないなんてとても言えません。道具欄一つ埋めやがってうっとうしいなんてとても言えません。
そんなことはさておき、目指すはリムルダール南のほこら。いよいよ太陽と雨が合わさる時が来たわけです・・・
ドラゴンクエスト1(FC版)やってみてえ!
2010,04,27 / 20:27
太陽の石、雨雲の杖、そしてロトの印。アイテムは揃った!早速リムルダール南のほこらへ行く勇者。ロトの印もあることだし、無下に追い出される事はないだろう。
「ロトの血を引くものよ!今こそ雨と太陽が合わさる時じゃ!」
「そなたに虹のしずくを与えよう!」
そういって老人は、勇者に虹のしずくを渡した・・・のはいいけど、その
後ろにある宝箱、すげえ気になるんですけど。またじじいが消えて宝箱の中に入ってると思ったら、今度はきえねえでやんの。
しかしこれで、ようやく竜王が待つ城へと乗り込む事が出来る。いざ竜王の城へ!リムルダール西の、いかにもな場所へレッツゴー!そこで虹のしずくを掲げると、あたりが虹色に輝きだし・・・
竜王の城がある島への橋がかかった!大層な演出の割には
いたって普通の橋がポツンとかかりやがったまあいいや!待ってろよ竜王!早く倒してこのしんどいレポートもつっつと終わっちまおうイヤッハー!そして竜王の城へと乗り込んだが、竜王謁見の間へいく前に・・・
忘れないうちにロトの剣ゲット。ロトの剣、ロトの鎧、みかがみの盾という最強装備を身にまとった勇者の完成だ・・・て、みかがみの盾?ロトの盾じゃないの?
なんで盾だけ市販?まあいいや。
そしてついに、ついに竜王とご対面。長かった。ここまで一人でよくぞ頑張った勇者!しかし竜王は勇者に、ある提案を出したのだ。
「もし、わしの味方になれば、世界の半分をお前にやろう。」
「どうじゃ?わしの味方になるか?」
→はい
そんな魅力的な提案、乗らないわけないじゃん。二つ返事でオッケーする勇者。すると復活の呪文を教えてくれた。早速入力すると・・・
レベルは1、持ち物なしの状態でスタートうわああああああん!
ひでえ!最後になんてトラップを仕掛けやがるんだ竜王め!SFC版では戻されて夢オチだったって感じで許してくれるってのに!FC版ひでえ!くそう世界の半分よこせー!
というわけで仕切りなおし。今度はそんな誘いには乗らないぞ!ていうかさっき乗っちゃったからその時点で明らかに勇者失格ですけどね!
というわけで竜王登場・・・って、ん?
やーん竜王ったらカーワーイイー。
目とか点だしぃー。藤子キャラみたいなファニーっぷり。FC初期RPGとしての限界がこのあたりなのか。とにもかくにも愛くるしい竜王を倒すと、ついにその正体を現した!
でかい!そして強そう!竜の王・・・なるほどだからでかい竜かってそのまんまじゃん!つかこの頃からウィンドウに体の一部がひっかかってたのか。
しかしいつの間にかレベル30になって、名前も「すきなの」から「のりあき」に変更した勇者の敵ではない!決してレベル上げが面倒だったからといって、未だに記憶している
小学校時代のパスワードを入力しなおしたわけではない!決してないぞ!
さすがにレベル30は伊達ではなかった。王様に「充分に強い!なんでまだ竜王倒せないのか!」とかうるせえよこの能無し王!的な事言われるだけの事はある。かくして勇者は竜王を倒し、世界に光を取り戻したのであった。
そして勇者は城に戻り、王様に報告した。王はこの地をおさめてくれと頼んだが、勇者は断るのだった。「おさめる国があるのなら、それは自分自身で探したい・・・と。」
勇者の新たな旅が今、ここにはじまる!・・・と思ったら
なんか来た。
またお前かローラ姫。空気読めよ。もうこっちにゃ用はねえんだよ。
「そのあなたの旅に、ローラもお供しとうございます。」
「このローラも、連れてって下さいますね?」
「いいえ」
「そんな、ひどい・・・」
「このローラも、連れてって下さいますね?」
「いいえ」
「そんな、ひどい・・・」
「このローラも、連れてって下さいますね?」
「いいえ」
「そんな、ひどい・・・」
「このローラも、連れ
以下永久ループ。
・・・。
「はい。」
「うれしゅうございます。ぽっ。」
勝手に愛押し付けるわ、旅にまで付いてくるわ、こんなことだったら助けずに竜王倒せば良かった・・・この肉食王女め。
・・・以上で、FC版ドラゴンクエストクリアレポートは終了ですが、さすが名作。つっこみどころがあまりないといいますか、ドラクエのつっこみどころ=RPG全体におけるつっこみどころとなっている場合がほとんどです。
クソゲーでもなんでもないゲームを、無理やりつっこむという作業がいかにしんどいか、身をもって思い知らされました。ただでさえクリアレポはしんどいってのに、さらにしんどいこと増やしてどーすんだ・・・
ドラゴンクエスト1(FC版)やってみてえ!