1970,01,03 / 22:54
いきなりだが、ここで俺はパスワードによる経験値改ざん法を発見してしまい、みなみ、しばの二人は既に
最高レベルの30に。いや、だって普通にレベルあげていくのが馬鹿馬鹿しくなりましたんで楽しました。さすがにここまでレベルを上げれば、もう雑魚キャラなんて屁のかっぱ。与えるダメージも100前後は行ってるんじゃないの?と思いきや・・・
最弱の敵に与える最高ダメージ、15。
うーん困った。すこぶる強くなってませんこのサイキックども。こんなちんけな攻撃力で、この世界救おうってんだからちゃんちゃらおかしいですな。でも、HPは相変わらずの桁違いで、MAX
29530。キャー。
ラスボスとの戦闘、泥沼化必至。
今から非常に楽しみでなりません。うわー何時間かかるんだろう。という訳で、インチキ技で主人公を最高レベルまで上げた時点でまたひとつツッコミどころが。
性懲りもなく、また成長してやがる。
うわっ。カッコ悪っ。全くネタに事欠かねえゲームだなオイ。まあ愚痴ばかり言っても話が進まないので、もうちょっとストーリーを進めてから愚痴ることに決め、二番目の町をもう一度探索する事に。そうです。「りんすきんびょう」の件がまだ片づいてないのです。するとありましたよ超有力情報っていうか、ほぼ答えそのものが。
「あいむ の くすりは、あえのみ、るくのみ、えくのみ のじゅんばんで、ちょうごうすることが できる。」
この他に、「あいむのくすり」というもので、病気を治せるらしい事も聞き出した俺は、早速薬を調合する為に必要な実を全て集め、最初の町に戻った。そこに薬調合師がいるからだ。
で、15クレジット支払い、あいむのくすりを調合してもらい、またさっきの町に戻った。さて、目的のものを手に入れたのはいいが、一体どうやって渡せばいいのだろう?とりあえず、あいむのくすりの効用を教えてくれた女性に話しかける事にした。
「あなたは、いのちの おんじんだわ。」
薬渡した覚え全くないんですが。
すばらしい。「薬を渡す」という行程を省き、手に入れて町に入った時点で、既に町民全員にその薬が行き渡っている事にするという、ホワット・ア・効率的アンド短絡的ストーリー展開!
俺は「怒り」という感情を手に入れる事に成功したようだ。
まあ、目的は一応果たしたという事で、他の人にも話を聞いて回ったのだが・・・
「あーくCITY の じゅうような しせつに はいるには、IDかーどが ひつようだ。」
「あーくCITYの、かつま たいさに あうがよい。」
「けんきゅじょの なかに、さいきっくの なかまを あつめている らしいわ。」
自分を助けてくれた命の恩人の役に立ちたいとでも思ったのか、出るわ出るわ町民からの有力情報。これでストーリーもじゃんじゃん進んでいく事でしょうな。やっぱり人助けはするもんだよネ!
・・・で、あーくCITYってどこヨ?
「けんきゅうじょ」って一体何サ?
いきなり初めて聞く言葉が二つも出てきてしまいました。勿論、それに関する説明
一切なしです。ま、あーくCITYの場所は大体目星がついてるし、けんきゅうじょってのもあーくCITY内の施設かなんかだって事だと、おおかた検討はついてるんだけどね。
だが、あーくCITYであろう場所に行く前に、最初の町にやり残していた事があるのを俺は思い出し、最初の町に戻る事に。確かあの町には、まだ開かぬ扉があったはず。しかしそこで、俺は
このゲーム最大の謎の一つに遭遇する事になる・・・。
最初の町に戻ると、その扉の近くにおじいさんが。何か知っている様子だったので、その扉について聞いてみる事にした。
「このさきは、4にん そろって いかないと、きけんだ。だれも もどってきたものが いない。」
誰も戻ってきた者がいない?確かに危険そうではあるが、ひょっとしたら、こっちに戻ってきたくない程のパラダイスが広がっているのでは?・・・という訳で、
力一杯ジジイの忠告を無視し、扉に入った俺を待っていたのは、今まで見たことのない敵達だった。
ぐ、た、確かに強い!こっちが与えるダメージは1〜6くらいまでに落ちてしまった。うーん、やっぱ4人集まってから来よう、お年寄りの忠告は素直に聞いておこうと思い、先にあーくCITYに向かうことにした。
しかし、あーくCITYに通じるであろう道を進んでいると、なんか見たことのある敵が出てきた。・・・あれ?
さっき町の中の扉くぐった時に出てきた、結構強い敵じゃん、これ。
・・・?あれ?なんかオカシイね。うん。オカシイよ。考えをまとめてみよう。
●扉の向こうは、4人揃えてからじゃないと危険とジジイは言う。
●3、4人目の仲間は、あーくCITYにいるとの事。
●あーくCITYに向かう途中の敵は、扉の向こうの敵と同じ。
●つまり、扉の向こうも、あーくCITYに行く道のりも、危険度は同じ。
よって、あのジジイは痴呆症である事が証明される。
・・・誰か、俺にこのゲームをクリアする自信を下さい。もうそんなもん無くなりました。はあ・・・。
星をみるひとやってみてえ!
1970,01,02 / 22:47
経験値稼ぎをしまくり、MAXHPは1550。たったレベル5あがっただけで
もうHP4ケタです。このゲームはアレか。やりたい放題か。
制作者はどうやら、ゲームバランスという概念を放棄したようです。
そしてこの経験値稼ぎの間に、またもやツッコミどころを見つけてしまうあたり、
デバッグという概念まで放棄しただろ感が否めずに笑いがとまりません。すげえ。すげえよこのゲーム。まだ序盤だってのに。
レベルもあがり、「さいこぼーる」というESP(呪文みたいなもんね)、いわゆるメラを覚え、敵に対してガシガシ使っていた時の事。自分のさいこ力(=MP)は戦闘中に確認出来ない為、ついうっかりさいこ力ゼロなのにESP選択しちゃったんですね。
当然「さいこ力が足りません」というメッセージが出てきました。しゃーないなあ。普通に戦うかと思い、そのメッセージをAボタンで消した矢先の出来事でした。
否応なしにプレイヤーターン飛ばされ、敵ターンに。
はっはっはなるほど。生きるか死ぬかの戦闘では、どんな些細な失敗でも許されないという事ですか。すげえ。そんなリアルなゲーム見たことないや!
単なるデバッグのし忘れなんて事あるはずがないよね!
そしてやはり主人公がサイキックであるだけに、この「ESP」というコマンドは、コマンド群の一番上にあります。なるほど!これによって単なるAボタン連打の単調戦闘を回避しているわけか!さすがにやるな星をみるひと!
煩わしいだけなんでやめてもらえまいか。
さいこ力がない時に間違えてESPコマンド選んで、敵から無駄なダメージ受けた事が一体何回あったと思ってるんだ貴様。下ボタン一回押すだけの手間でも、数百回と戦闘重ねると膨大な時間になるんだよ馬鹿。
まあレベルばっかり上げてても仕方ないので、素直にストーリーを進める事にする。で、重い足取りを北東へ向けた。すると、なんかダンジョンっぽい、っていうか、訳わからんグラフィックが目に付いた。一体何なんだこの理解不能なグラフィックは。
町である事が判明って町に見えるか。
ちょっと進むだけでなんでこう、イロイロとカマしてくれるんでしょうか。まあいいや。町で情報収集しようと、人に話しかけてまわってみる。どうやら町の人々は
「りんすきんびょう」なる病気にかかっているらしい。しかし、この聞き慣れない病気は、一体どのような症状を引き起こすのだろう?
俺にはみんな普通に町出歩いてるように見えるんですが。
むう。奇怪な病気である事は間違いないはず。なんとかこの町の人達を救ってやれる方法はないものか?情報がとにかく足りない。色々考え込みながらも、町の南の方にいる、一見元気そうなおじいさんに話しかけてみる事にする。
「ねつが でて くるしい。」
だったら寝てろよジジイ。
結構なペースで町中うろうろ徘徊してんじゃねえ。こんな訳わからん町は放っておいて、俺は先を急ぐ事にし、町を出た。ん?あれ?え、えっとすいません。俺って確か・・・二番目の町に入ったんですよね?
なんでスタート地点に戻されてるんですか。
はい来た。俺が先ほど、自ら述べた事が推測から確信に変わりました。間違いありません。
デバッグという概念を理解しておりません。この制作者。
やればやる程、よりクソゲーっぽさに磨きがかかってきます。「伝説のクソゲー」の呼び名は伊達じゃない。ここはひとつ気を取り直して、しめてかからないと。
しかる後、しばらく歩いていると、なにやら妙な入り口があったので、とりあえず入ってみる。うむ。どうやらダンジョンのようである。
出てくる敵とBGMがフィールド上と何ら変わらないという事はあくまで、どのゲームにおいても例を見ない、このゲームにおけるオリジナル要因の一つという方向で。
そして俺は、このダンジョンを歩いているうちに、軽い既知感、いわゆる「デジャヴ」というヤツに襲われる事になる。
どっかで見た事あるぞこのパターンはよ。
デジャヴでも何でもねえよ。最初の町ん時と同じだよ。知ってて当然だよ畜生。このパターンを二回も、しかもこんな短時間に経験するとは思いも寄らなかった。寄るわけがなかった。寄ってたまるか。
かくして重要アイテムであろう「ぶるーID」カードを手にした俺は、めげずにダンジョン探索を続ける。途中で、「ふるびたはつでんき」を見つけて動かしたが、何がどう変わったか皆目見当がつかない。多分なんか変わってるだろうと思いつつ、近くの扉に入ったら、
最初の仲間発見!!名前は「しば」。ガキである。
ステータスを見てみると、レベルは1。とほほ。レベルあげてやらないと使い物にならないな。経験値稼ぎをすべく、俺はそのダンジョンを出た。
・・・。
・・・・・・。
ふう。よかった・・・。
ここを出てもスタート地点には戻されないらしい。
やっぱりさっきの町はデバッグし忘れじゃねえか。まあいいや。しばらくフィールドで経験値稼ぎをしていると、どうやらみなみのレベルがあがったようだ。で、その後また敵と遭遇。ここでみなみに異変が起きている事に気づいた。せ・・・せせせ・・・
成長してやがる。
かといって、とりわけ能力が上がってる訳でもなし。何の為の成長だよ。見た目だけかよ。
こんなところ凝るくらいなら、コマンド群に逃げるとかつけるくらいの気回しはできないものか。無駄だらけだなこのゲームはよ。
星をみるひとやってみてえ!
1970,01,01 / 22:11
「伝説のクソゲーをレビューする」
俺は期待と不安で胸がはりさけんばかりだった。様々なサイト、雑誌などでクソゲーのレッテルを貼られている、あの「星をみる人」をこの手でプレイする事になろうとは、夢にも思わなかったのである。
あたかもそれは、禁断の扉を開いてしまったかのようで、果たしてこの俺ごときがレビューしていいものかどうかすら、解りかねるものであったが、何事もやってみなければわからないものだ。
永き眠りについていた我が愛機「ファミリーコンピューター」にカセットを挿入し、生命を吹き込むかの如くスイッチを入れ、テレビを凝視した。
思いの外美麗にて、タイトルだけを見た限りでは、クソゲーとは所詮噂に過ぎないかとさえ思われた。早速スタートを選択。プレイ開始。
俺の期待を裏切らない、粗末なドット絵が眼前に展開される。それでこそレジェンドオブクソゲーの名を欲しいままにしているゲームだ。ストーリーの紹介など
微塵もない開き直りよう。私はとりあえず、RPGの定石ともいえる、「スタート地点付近にある町」を目指したが・・・
建物らしきものが全然ないのはアレか。何らかの試練か。
うーむ、いきなり出鼻をくじかれた気持ちで一杯だ。俺どうすればいいのか。とりあえず、まわりをうろうろしてみる。む?なんであろうかこの歩行速度の遅さは?処理が重いのか・・・?しかしこの重さはグラディウスおよびエグゼドエグゼスクラスまで到達していて
どう見ても弱っているようにしか見えない。
この超鈍足にて歩こうにもいっこうに町は見あたらず。ともすれば、当然定石その二「モンスターの出現」である。しかしどうだろう、このえもいわれぬ戦闘画面は・・・
主人公「みなみ」のHP、
たった5て。
まるでかの名作「ウィザードリィ」のようだな、と思っていたら、主人公の初期HPは実は「50」で、戦闘画面では
一の位は表示されないというものらしいのだ。いやそんな思い切った行動に出られても。いきなりツッコミどころ満載でツッコミきれる自信がないが、戦闘を進めてみよう・・・ん?あ、あれ?
コマンド郡に
「逃げる」が見あたらないのだが。
敵が出てきたら必ず戦わなくてはならぬという事か?はーメンドクサイ。仕方なくオーソドックスに「たたかう」を選ぶ。
「だめーじをあたえられない」・・・あれ?
敵の攻撃。 「13 の だめーじを あたえた」
みなみの攻撃。「だめーじをあたえられない」
敵の攻撃。 「15 の だめーじを あたえた」
みなみの攻撃。「1 の だめーじを あたえた」
敵の攻撃。 「14 の だめーじを あたえた」
みなみの攻撃。「2 の だめーじを あたえた」
敵の攻撃。 「15 の だめーじを あたえた」
主人公、1分たらずで撃沈。
なんだこのエキサイティングなゲームバランスは。・・・っていうか、
バランスとりをしたという努力がいっこうに垣間見えてこないのは俺が疲れているからですか。
最初のエリアに出てくる敵が、
ゲーム上最強の魔法を唱えてくるっていうのは見なかったという事で。
だが、このくらいの理不尽さは承知の上。また最初からスタート。今度は敵1グループ倒す度にパスワードを取る事にした。こうでもしないとレベルあがる前にまた撃沈しかねない。で、経験値稼ぎにまたフィールドをうろうろしてると、急に画面が暗転。
知らない間に町の中にいる主人公。
えっ?あれ?いや、それらしきものは全然無かったんだけど。一体どこに隠されていたんでしょう?
っていうか、普通気づきません。
とりあえず、町中をこれまたとても遅い足で徘徊してみる。しかし一体何だこの力一杯異様なBGMは。本当に街なのか?俺はてっきり
どっかのダンジョンに迷い込んだと思ってしまいました。そして街にいたじじいに話しかけたら「ここにいれば、あんぜんです。」とか言い出した。
微塵も落ち着かないBGMかけておいて何を言うか。
そしてまた徘徊を続行。途中、武器屋・防具屋・薬調合屋などがあったが、金がないので無視。画面下部の方の川(?)のほとりにいる女性に話しかけてみる。
「むらのすがたがみえないのは、みんなのちからをあわせてすがたを、けしているからです。」
そんな強引な理由で納得できるか。
自分たちが良ければそれでいいみたいです。そしてこれはこのゲーム全般的に言える事なんですが、句読点の位置や、誤字脱字など、
日本語が、「漫画に出てくるテンプレート外人」レベルまでイッてます。非常に危険です。本当に大人が作ったんでしょうか?
そしてその女が言う「みんな」とやらも、結構自由奔放に動き回っていて、
力を合わせている様には到底見えようもないところが滅法愉快でなりません。
全部にツッコむと膨大な量になりそうなので、先に進める為に、傷を癒やしてくれる宿屋的存在の人物を見つけて、HP(当ゲームでは「ひっと力」というそうですが)・さいこ力を全快させてまた経験値稼ぎへ・・・。長い戦闘を終え、経験値とお金をゲット。するとなにやら「ぴぴぴぴぴ」という音が鳴った。レベルが上がった音である。
どの能力がどれだけあがるという表示はおろか、
レベルが上がったという表示すらない思い切りの良さにはただただ脱帽。さすが伝説のゲームだ。これはやりがいがある。
レベルがあがったということは、すなわちMAXHPなんかもあがってると思うのが至極当然。町に戻り、傷を癒やしてもらう。現在HPを見て驚愕。
ひゃ、150ぅ!?
まったくこのゲームはやってくれる。1レベル上がっただけで、MAXHP
3倍という大胆さ。ついでにもう1レベル上げてやると、今度はMAXHPが310に。あわわ。インフレだ。HPのインフレだ。
レベル2上げただけで、MAXHP6倍て。
なのにその上がり方に全く追随しない攻撃力。
えっ?いやいや。HPがあんだけの上がり方を見せたのに、攻撃力が殆ど上がらないなんてんなバカな。でも実際、レベルが5になっても、素手で与えるダメージの最高は
わずか3。
素手で与えるダメージ、一生このままか。うわあ。
武器装備時に与えるダメージも、レベルが4〜5あがってやっと1増えるくらい。うむむ。現在の主人公の攻撃力はいったいいかほどなのか?えーと・・・ん?んんんんっ?
おかあさんおかあさん!攻撃力がないよこのゲーム!
これじゃあ自分がどんだけ強くなったかサッパリわかんないヨ!どうやらこの「じゅくれんど」ってのが攻撃力っぽいんですが、マニュアルないからあくまで推測の域を出ません。つーか防御力あるんなら、攻撃力でいいじゃん。変なところで凝るなよ。
噂は本当でした。これだけみても、クソゲーである事は間違いないようで。じ、自信無くなってきた・・・。
星をみるひとやってみてえ!