1980,01,11 / 23:45
皆様、「AZITO」という、プレステのシミュレーションをご存じでしょうか?プレイどころか、その存在すら
肉眼で確認していないという方が殆どだと思います。そりゃそうだ。マイナーゲーだもん。
AZITO2なら結構有名かも知れませんがね。なんてったって天下のスパロボメーカー、
バンプレストが出しているんですから。でも、今回の無駄ゲーは、あくまでも旧作の「AZITO」でいきます。
プレイヤーは司令官となってアジトを地下に作り、ヒーロー、怪人、戦闘機、戦艦、巨大ロボットなどを開発・製造し、他アジトからの攻撃を退けるというのが目的。
また、敵も怪人やヒーローを送り込んで来ます。こちらのアジトに侵入してきたら、設置した罠で一網打尽にしましょう。
全部で8面あり、すべての面をクリアするとエンディングです(たぶん)。
どうです?結構そそる内容じゃございませんか?男性の方。俺はものの見事にはまってしまいました。
なんてったって、ヒーローと怪人という
相反するユニットの両方とも開発可能ってところがまず気に入りました。そして、ヒーローや怪人達は、どっちかっていうと
消耗品扱いっていう豪快さも。
敵襲の度に殺されて、何度も何度も生産しなおし。いやあ、いいですねえ。
この等身大ユニット達は、保安室に設置すれば「諜報活動」というコマンドが実行出来ます。ま、簡単な話、聞き込みみたいなもんですね。で、色々なイベントがあるんですよ。
例えば、諜報員が銀行強盗事件にばったり出くわしてしまって、その旨を司令室に通信入れて来るというイベント。ここで現在アジト内にいるユニットを出撃させるかほおっておくかを選ぶのはプレイヤー自身。
迷わず出撃させたら、運悪く怪人が出撃してしまい、強盗事件を解決するどころか
強盗と一緒になって金奪ってきちゃいました。
うわーい、軍資金が一気に
20億も増えちゃったーい。
商品開発、生産してちまちま売っての資金稼ぎが正味バカらしくなりました。
他にもまだまだイベントあります。
やれ「国会議事堂にミサイルが撃たれた」だの
やれ「ロケット発進を怪獣が邪魔してる」だの
やれ「誘拐事件が発生した」だの
やれ「財宝を見つけた」だの
まあとにかく色々。でも、その中で極めつけなのが
「おばあちゃんが横断歩道を渡れなくて困っています」ってえヤツでしょう。
てめえで渡らせろよバカ。いちいち出動要請入れてくんな。
そんな実況中継通信入れてくる暇あんならとっとと手引いて渡らせたらどうか。
まあそんなバカキャラは放っておいて、大型キャラ(ロボットや怪獣など)でも作って、防衛力の充実でもはかりましょう。
で、完成したロボットの名前が
アルファーアルジェリオン。うーん、どっかで聞いたことある名前だなあ。とりあえずそのロボットの詳細データを見てみる。ありゃ、なんと制作会社が
「穴杯無」。うわあ豪快なパクりだなオイ。ただ漢字にしただけじゃねえか。
日本のアニメ界を一世風靡した
某ニュータイプ萌えアニメのパクりですか。やるなあ、ASTEC21。
そんな事やってる間にも、我がアジトには幾度と敵が攻めてきます。ロボットやら怪人やら怪獣やら戦闘機やらを引き連れて。
こちらもロボットや戦艦等の大型兵器を出撃させて、なおかつ地表に設置した砲台なんかで応戦します。そんな戦火をすり抜け、運良くアジト入り口までたどり着いて侵入してくる敵側ヒーロー・怪人もたまに出てきます。
そんな奴らは、
えげつない罠で迎え撃ってあげましょう。
俺の場合、アジト入り口から保安室まで長ーーーーーーーーーーい通路を設け、その通路を全て
罠で埋め尽くしてあります。
罠には
火責め、
水責め、
ガス責め、
落とし穴などがありますが、俺の場合、長い通路は全て「落とし穴」で埋め尽くしてあります。
敵が落とし穴にかかる確率はあまり高くありませんが、かかったら最期。
即死です。
例えば4人の敵側ヒーロー・怪人がアジトに乗り込んで来たとしましょう。すると、大体3人くらいは長い通路のどっかで落とし穴に落ちます。で、大抵1人は保安室までたどり着きます。
しかしここを乗り切るのは至難の業。保安室には我がアジトで生産できる中で1番強いヒーローや怪人を4人設置しているからです。
4人のエリートヒーローにボコにされる一匹狼バカ怪人。
という訳で、我がアジトには、まだ1人の怪人の侵入も許していません。そして、こういう遊び方もあります。
敵側怪人達を攻撃せず、わざとアジト入り口までたどり着かせ、長い罠通路を通らせます。内部に侵入しようと、てくてく歩いてくる敵側怪人をじっと見守ります。ひとり、またひとりと落とし穴に落ち、死にゆく怪人達。
米粒みたいに小さいヒーローや怪人が、血を出しながら、かつ声を出しながら息絶えていきます。
「ギャアアアアアアア!」
「お、覚えてやが・・・れ・・・」
「○○帝國バンザァ・・・イ」
楽しくて楽しくて仕方ありません。
かなりクセになっちゃいます。それだけでもこのゲームをプレイする価値があると言っても過言ではないんじゃないでしょうか。
と、いう訳で俺のレビューを終わります。あ、よく考えると
全然無駄ゲーじゃないや。無駄ゲーどころか、はまるやつぁはまるゲームですな。俺がそうであるように。ま、このゲームはバカゲーという事で手を打って下さい。
AZITOやってみてえ!
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