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>> HOME > 無駄ゲーム > ライフ&デス
1980,01,16 / 00:06

このレビューを始める前に、ちょっとだけ 言い訳 前書きでもたれようかと思います。今までファミコン、スーファミ、プレステなど、コンシューマーゲーム機がメインであった当レビュー。今回のはパソゲーです。それもかなり昔の。

というのも、私はこのゲームをPC−9801でプレイしました。

9801ですよ?9821じゃありませんよ?

この時代のパソのCPUは、ペンティアムだの、セレロンだの、K6だの、そんなコジャレた枕詞なんぞつきはしませんでした。386だの、486だの、訳わかんねえ数字の羅列がCPUの性能を表す、そんな時代だったのです。

Windowsは3.1が出てたか出てなかったかってな、そんな時代だったのです。

で、俺マシンのCPUは286。なおかつメモリは640kb。増設なんぞしちゃいません。Windowsなんてうごきゃしねえ。

で、結局俺がこんななげえ前書きたれて何をいいたかったかと言うと、「そんだけ古いゲームだけに、うろ覚えだからヨロシク!」つーことなのでした!ワーイ。

ごたくはこの辺にして、そろそろ本題に移りたいと思います。



この「ライフ&デス」は、ジャンルに分けるとシミュレーション。題材は手術

スゲエもんをゲームにするもんだなと、感心というよりむしろ呆れましたよ。勿論洋ゲーです。こんなもん日本で作れるか。

でも、俺がプレイしたのが完全日本語版ってところが驚きでした。よくお偉いサンが許可したなオイ。

ゲームを起動すると、オープニング画面が。

手術用の照明をバックに、オペ用の服に身を包んだ医者のアップ。目は血走っていて、手袋には血がベッタリ。挙げ句の果てには、悪魔のようなビープ音オープニング曲が(記憶の糸をたどり、MIDIにて再現)。



一週間ぶっ続けで夢に出てきました。



このゲームをはじめてプレイしたのが中学生の頃。そんな年頃の少年がやるようなゲームではないと思いました。



つーかホラーアドベンチャーですよマジで。



生半可な気持ちでプレイすると、トラウマになる事間違いなし。画面をお見せできないのが非常に残念です。

おそるおそるゲームスタート。画面は一転し、病院のカウンター前。看護婦がお出迎え。



「元新人先生、患者が8号室にお見えです。」



オープニングとはうってかわって、FM音源を使った、どちらかというとほのぼのしたBGMの中、患者がいるという8号室の扉を開ける俺。ここでまたもや驚愕。



明らかにデッサン狂ってる、いわばダリの絵みたいなこの物体がクランケだというのか!?



ゆ、ゆ、指とか無いし!恐いようブラザー!!画面をお見せできないのが非常に残念です。

とりあえずこの物体を診察する事に。「下腹部の痛みを訴えている」とカルテに書いてある。確認のため、触診モードに入る俺。クランケの下腹部アップ。マウスクリックで色々なところを触診。そりゃもうカチカチプチプチと。



「アウチッ!」

「オウッ!」

「イタイッ!」



三種類ループの奇声(音声合成か?)をあげる物体。ギャハハハ。おもしれえ。もっとビシバシ触ってやれ。



「いい加減にしてください。」



患者に怒られる元新人先生。そりゃ当たり前だ。触診モード終了。どうやら右下腹部に激しい痛みが走るらしい事がわかった。こりゃ素人目で見ても盲腸である事は明らかですな。

この後、「手術する」とか「薬物投与」など、今後の処理をカルテに書き込んで処置をしないといけないのだが、俺は迷わず選んだ。



「様子を見る」



画面はまたもや一転。霊安室に死体が一つ。そしてもはやご定番な音楽(またもや記憶をたどり、MIDIにて再現)。盲腸破裂、患者死亡という事ですな。アハハ。オモシレエ。

その後の医者のミーティングみたいなモードでしこたま怒られました。

さて、人殺しのレッテルがはられたところで、自分のプロフィール画面を見てみると、なんと死亡させた患者の数が明記されているではないか。なんつーパラメーター作ってくれてんだこのゲームは。



なんか腹立ったので、このパラメーターの名前は、俺の中で「撃墜数」に変換。



これで診察ミスで人殺してもなんか気分爽快。

なんてな事してるといっこうに手術シミュレーション出来ないので、今度の盲腸患者は手術する事にしました。オペレーションルームに運ばれる患者のシーンがドット絵でアニメーションした後に、手術画面に突入。

画面左手半分には、色々な手術器具。右半分には患者の腹。手術開始まで色々と手順を踏まなければならないのである。



1.専用の石鹸をクリック。手を洗う。
2.手術用の手袋装着。
3.患者の腹に防菌の布をかぶせる。
4.患者の腹を脱脂綿(?)にて消毒。
5.麻酔用ボンベのコックをひねる。
6.執刀開始。



なんか面倒になった俺は、手順5を省略し、執刀。



「ギャアアアアアアアアアアアア!!」



その激しい痛みに絶叫する患者。



そりゃ麻酔かけずにいきなりサックリやられりゃ痛いわな。



アハハ。当然手術は中断。ミーティングで「あなたは切り裂きジャックの真似をしましたね?」などとコジャレた怒られ方をする元新人先生。



そして撃墜数2



結局、手順を踏んで腹をある程度までは切り開いたのはいいが、その後何をしていいかわからず(マニュアルなかったもんで)ほったらかしにして出血多量で死亡とか、輸血するはずが、間違えて訳わかんねえ薬物を投与したが為にショック死とか、あるいは盲腸でもないのに腹かっさばいたなどの診察ミスなどにより、撃墜数を如実に増やしていく元新人先生。



気がついたら撃墜数45だって。まいったねこりゃ。



とどのつまり、俺はこのゲームをクリアしないままでした。なんかよくわかんねえし。

でもこのゲーム、無数の患者が出てくるんですが、どいつもこいつも盲腸やら胆石やら、普通の医療を受けていれば何ら命に別状はない患者ばかりなのに、なぜタイトルが「ライフ&デス」なんでしょうか。



アメリカ人特有のブラックユーモアっつーやつですかね?



つーかまあなんですな。今までの自分の診察を省みると、その時から十年余経過した今現在の医療問題を垣間見ていたような気がしてならないんですが、おそらく気のせいなんで早く寝て忘れる事にします。

ではまた次のレビューでお会いしましょう。



追記:後で知った情報なのだが、このゲーム、盲腸患者を触って触って触りまくってなぶり殺す事が出来るそうなのだが、誰かご存じか。情報求む。



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