2008,07,10 / 20:56
古の時代「クッキングファイターハオ」という、気さくにも程がある、ある意味伝説のゲームを製作した「日本一ソフトウェア」のやりこみシミュレーション。それがこの「魔界戦記ディスガイア1」である。正直知名度はたかが知れてます。俺の友人は誰も知りませんでした(1人買ってるやついたけど)。
どう見てもソッチ属性のイラスト、痛いやりとりが続くストーリー、そして知名度の低いメーカーと、世に知られる要素がまるでないんです。俺も実はこのゲームを知ったのは、たまたまうちのページにメール出してきた人のサイト覗いたら、その人がディスガイアのキャラデザだった、という、妙なきっかけだったんです。
で、なんか俺の好きそうなゲームだったので、買ってプレイしてみたら・・・普通のシミュレーションっぽいけど、なんか違う。
ユニットを強くする手段が複数あるんです。ただ敵倒してレベルあげるだけが、ユニットを強くする唯一の手段ではないんです。そういうゲーム好きなんですよねー俺。
まず「アイテム界」。アイテム1つ1つに潜れるんです。中はランダム段ジョン。で、1階降りるごとに、アイテムのレベルが1つずつ上がる。つまり武器や防具を強くする事が出来るわけです。しかもそのアイテム界には「イノセント」という存在がおり、倒すとこちらに服従。そのイノセントを任意のアイテムに移住させることが出来ます。イノセントは種類によって、攻撃力が上がったり、取得経験値が増えたりと色々です。つまり・・・
アホみたいに攻撃力が高く、敵を倒すと経験値が3倍入る竹やり
みたいなアイテムまで作れてしまうわけです(注:ゲーム上竹やりは出てきません)。攻撃力が上がる防具、防御力が上がる武器、取得金額が3倍の靴なんてものも作れます。
次に「転生」。これはちょっとややこしいシステムなので若干説明をはしょりますが、例えばレベル100まであげて転生し、レベル1からまたはじめてレベル100まであげると、転生する前より強いキャラが出来上がる、みたいな感じです。また、例えば戦士を育てていくと、同じ戦士でも「戦士+1」「戦士+2」みたいな職業を作れるようになり、普通の戦士が転生して戦士+2になれば、より強いキャラを作れるようになるわけです。
そして「ウェポンマスタリー」。ひとつの種類の武器(剣なら剣、槍なら槍といった感じで)をずっと使っていくと、その武器に対する熟練度が上がっていき、その武器を装備した時の効果が最大1375%までアップ。攻撃力100の剣を装備した際、剣のウェポンマスタリーが最大ならば、攻撃力が1375上がるというとんでもない事に。
・・・と、このように、キャラが強くなる要素が複数あるわけです。何も考えずに戦ってても、レベルが上がる、ウェポンマスタリーが上がるなど、確実に強くなります。まあでもこれはまだまだ序の口。このゲーム最大のポイントは
「やりこみ」です。
やりこみっていっても、隠しダンジョンだったり、隠しボスだったり色々です。ディスガイアにも当然その要素はあるんですが、最大のやりこみは・・・
キャラの最大レベル9999.。
パラメーター最大1000万以上。
最大ダメージ1億以上。
途方もないです。考えた人馬鹿じゃねえの?くらい言いたくなるような桁違いな数値。キャラをここまで強くできる。それがこのゲーム最大のやりこみです。でも、ここまで強くしたところで、倒すべき相手がいないと意味ない気がすると俺は思いました。だってね、
ラスボスのレベル90ですよ?そんなボス相手に、レベル9999まで上げてどうすんの?
ゲーム中最強の隠しボスのレベルが4000。
ラスボスの40倍以上て。しかもパラメーターが異様に高いので、普通にレベル4000まであげてもなかなか倒せません。こういう馬鹿強い敵がいてこそ、やりこみが生きてくるというもの。とにかく、このゲームにハマったら、最低1ヶ月は他のゲームいりません。さも「ここで経験値を稼いで下さい」っていうマップも用意されおり、かつ敵のレベルを「暗黒議会」というシステムで上げ下げ出来てしまう(上限・下限あり)という親切さ。
経験値稼ぎマップでレベルを上げ、上がらなくなってきたところで暗黒議会を使用。敵のレベルをあげてまたレベル上げ、なんて事も可能。いやむしろ基本といっていいかも。俺はこのゲームにどっぷりハマり、それから続々登場する日本一ソフトウェアのやりこみ系シミュレーションはほとんど全部やってます。やれる事が多いってのはこんなに楽しいもんかと。
知名度は微妙ですが、固定ファンの人気が非常に高く、PS2版ベスト、PSP版、DS版と出ております。今だったらPS2版が一番安いと思いますが、個人的にPSP版をお勧めします。バトル演出をカット出来るので、レベル上げなどに非常に重宝します。
俺評価:95点/100点
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