2009,04,30 / 21:45
何を思ったか、突如レトロゲームをやりたくなり、最初に手にしたのがこれ。
天地を喰らう
ほぼ同世代の知り合い数名に写メ送ったところ「何このゲーム。知らん。」という意見が多発したというなんとも世知辛いゲーム。そうか。みんなこの名作を知らんのか。簡単に説明すると、まあ要するに色んな武将とっかえひっかえしつつシバイ倒したらんかいというゲームなんですが、三国志モノには珍しく、なんとRPGだったりします。しかも5人パーティー。
HPではなく「兵士数」というパラメーターに置き換えられていたり、兵糧なんて数値があったりと、随所に戦争モノという要素を散りばめてはみたものの、結局兵士が0になったら武将も死ぬし、兵糧は単なるお金使わせパラメーターに過ぎないのでうざったいだけという、昔のゲームながらの失敗っぷり。
とはいえ、それを補って余りある楽しさを秘めているのがこのゲーム。早速プレイ。最初っから
武力250前後のチョウヒとカンウが仲間にいます。ちなみにこのゲームの
最大武力は255。ものすごい大判振る舞いっぷりじゃないかカプコン。
このゲーム、RPGとはいえ、レベルが上がっても、ごく一部の武将の最大兵士数と、最大策略ポイント(MPのようなもの)が上がったり、新たな策略を覚えるだけ。武力、知力は武将ごとに固定。ほとんどの武将は最大兵士数まで固定。結構な数の武将が出てくるが、たとえ武力が高くても、最大兵士数があがらないんじゃ結局使い物にならず、使える武将がやたら絞られてくる。
ていうかチョウヒ・チョウホウ・カンウ・カンコウ・チョウウン・バチョウ・コウチュウ・コウメイ・キョウイあたりの超有名どころ蜀武将くらいしか最大兵士数があがっていかないので、必然的にこの中から5名、軍師1名というごく限られた人選を強いられる事に。
ただ、強い武将がまだ少ない序盤は結構楽しめます。フィールドやダンジョン歩いてると、雑魚キャラである兵士や盗賊に混じって、なんと武将が出てきます。ある条件を満たしてその武将を倒すと、仲間にする事が出来る。
野良ポケモンならぬ野良武将がわんさか。
野良トウモや野良カンチュウ、挙句の果てには野良リョウトウや
野良カコウトンまで出てくる始末。トン兄が野良・・・なんという扱い。
とまあこんな感じで、最初はいいだ最初は。どんどん強い武将が集まってきて、敵武将もサクサク倒せる。兵糧なんて武将倒したらわんさか入るんで、わざわざ金出して買う必要もなし。たーのしー!最終的なパーティーは、チョウホウ・カンコウ・バチョウ・チョウウン・コウチュウなんていう武闘派ばかりなんで、ガンガン物理攻撃で。策略なんてほとんど使っておらず。
しかし・・・最後の方になるとこれがなかなかしんどい。「げきめんのけい」なんていう策略を相手が使ってきて、物理攻撃を全く受け付けなくなる。こっちがこれ使っても大体1ターンくらいしかもたないのに、
相手に限って数ターン続いてしまう。この効果を解除する「げさくのけい」も失敗ばかり。
さらに「あんさつのけい」なんてもうまさに読んで字の如くな策略がガンガン決まる。生き返らせるためには「しょうこんたん」というアイテムを使う他ない。それで復活しても兵士数は400人。最大数万の兵士がたった400人しか生き返らない。一撃くらってまた死亡。生き返らせるだけ無駄。
こちらの攻撃は効かない。策略も失敗ばっかり。1ターンで最低1人は死ぬ。復活はほぼ絶望的。無茶すぎる。あーまた全滅はいリセーット!・・・あ、しまった。
ここ数時間、セーブ全然してなかった。
というわけで一発目でいきなりクリア断念。エンカウント率も妙に高いし、もうやる気起きねえー。はい次のゲーム次のゲーム。あ、ちなみに・・・
最後まで効力がわからなかったアイテム「赤兎馬」。
こんな有名馬の使い道がわからないてどういう事だよ。後から「装備した武将のすばやさをあげる」という効果だとわかったが・・・武将にすばやさっていうパラメーター見当たらないんですけど。すばやさが隠しパラメーターて・・・
結局クリア直前までしかプレイしてないが、やはり面白い事には変わりなかった。また音楽がいいんだ。通常戦闘・武将との戦闘・砦や城攻めの戦闘の音楽が全部違う、フィールドの音楽が途中から変わるなんていう芸の細かさなど、この当時のゲームにしては珍しいのではないかと。
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と思ってウィキペディアでググってみたら同名のアーケードゲームがアクションでした。
ってかこれ原作漫画だったんですね、それも本宮ひろ志の。
「しょうこんたん」が「しょこたん」に見えてしまった自分はもう色々とダメだと思います。
ちょっとレゲーでもやって気を落ち着かせます。アルペンスキーとか。