2002,05,19 / 17:46
つーことでどうも好(ハオ)!ジャイアンがいなければ、リサイタルって言葉は普及しなかったと思う元新人ですバッチコイ。
えーと最初に謝っておきますスンマセン!今日のバカ発言はかなり寒いですスンマセン!
まあタイトルでお気づきの方もいらっしゃるとは思うんですがね。あと「あ、このネタどっかで見た」とか言うヤツは成敗します。
俺が大学二年の頃、俺が好きだったサークルの後輩A子が我が家にやってきました。
とはいえ、他のサークル連中十数名と一緒だったんですが。ち。
で、ある程度盛り上がった後、解散となり、みんなを玄関先まで送りに行ってみんなが帰った後も、なぜか俺ん家の前にはA子の車が。
どうしたのかと思い、車のドアを開けて事情を聞くと、どうやら腹が痛いとの事。急いで家から薬を持ってきて、飲ませました。
しばらく助手席に座って様子を見ていると、なんとかおさまったから帰るとの事でしたが、運転中に再発したらいけないと思い、A子の家まで代わりに運転していこうかと提案するも断られました。
どうにも心配だった俺は、だったら助手席に乗って、いつでも代われるようにしようと、友人に頼んで後ろから車でついてきてもらう事に。
一方、A子の車内。運転席にA子。助手席に俺。
とにかく笑わせよう、いっぱい話しよう、二人になる機会などまずないんだからと、必死だった俺。
俺「お前さ、もう腹大丈夫かよ?」
A「大丈夫ですって。あっはっは。」
俺「あっはっはてオイ。おおざっぱなヤツだな。」
A「だからかな?彼氏いないのって。」
俺「あはは。そうかもしんねえな。」
A「誰かいい人いませんか先輩ー。」
ドクン・・・。
自分の鼓動がしっかりと聞こえる一瞬だった。ひょっとしてこれはチャンスなのでは・・・?
二人きりになれるチャンスなど、サークル活動中では皆無に等しい。今を逃して一体いつ告白するというのだ?
俺は息を呑んで、そして静かに口を開いた。
「俺じゃ・・・あかんか?」
「えっ・・・?」
恐ろしく静かな車内。鉛のように重い空気。この空間が凍り付いたかのように、俺に重くのしかかる。
どう演じても三枚目しか気取れない俺にこの空気は重すぎた。実際はほんの数秒だったろうが、俺には何時間にも感じられ、ついに耐えきれなくなった。
その後、あろう事か俺がほざいた言葉が・・・
「嘘じゃボケェ!」
ボケェ・・・ケェ・・・ェ・・・
自分の頭の中で勝手にエコーがかかる言葉。ああああああああ何やってんだ俺。
A「もう、やだー先輩!びっくりしたじゃないですか!」
俺「けっ!くだらねえ事言ってるから驚かしたんだよ!」
A「だからいい人紹介して下さいってば!」
俺「誰がお前なんかに!やなこったゲハハ」
ああ、も、もう戻れない。折角意を決して告白っぽい事をしたのに、もう戻れない。
嘘じゃボケっつーのが嘘なんだようああああああん!
しかる後、サークルの同期「N」が、A子と付き合いだしたというのを聞いた。
「A子と俺が?付き合うわけねえじゃん!」
って言ってたのはどこのどなた様だ。あぁ?
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