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星をみるひと
伝説のクソゲーとうたわれた「星をみるひと」。足はおせーわ、最初の町は見えねーわ、スタート地点付近に最強の敵がうろうろしてるわ、伝説のクソゲーの名は伊達じゃない。

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星をみるひとクリアレポート

■第三章 壮絶なる戦い
いきなりだが、ここで俺はパスワードによる経験値改ざん法を発見してしまい、みなみ、しばの二人は既に最高レベルの30に。いや、だって普通にレベルあげていくのが馬鹿馬鹿しくなりましたんで楽しました。さすがにここまでレベルを上げれば、もう雑魚キャラなんて屁のかっぱ。与えるダメージも100前後は行ってるんじゃないの?と思いきや・・・



最弱の敵に与える最高ダメージ、15。



うーん困った。すこぶる強くなってませんこのサイキックども。こんなちんけな攻撃力で、この世界救おうってんだからちゃんちゃらおかしいですな。でも、HPは相変わらずの桁違いで、MAX29530。キャー。



ラスボスとの戦闘、泥沼化必至。



今から非常に楽しみでなりません。うわー何時間かかるんだろう。という訳で、インチキ技で主人公を最高レベルまで上げた時点でまたひとつツッコミどころが。



みなみ成長,星をみるひと




性懲りもなく、また成長してやがる。



うわっ。カッコ悪っ。全くネタに事欠かねえゲームだなオイ。まあ愚痴ばかり言っても話が進まないので、もうちょっとストーリーを進めてから愚痴ることに決め、二番目の町をもう一度探索する事に。そうです。「りんすきんびょう」の件がまだ片づいてないのです。するとありましたよ超有力情報っていうか、ほぼ答えそのものが。



「あいむ の くすりは、あえのみ、るくのみ、えくのみ のじゅんばんで、ちょうごうすることが できる。」



この他に、「あいむのくすり」というもので、病気を治せるらしい事も聞き出した俺は、早速薬を調合する為に必要な実を全て集め、最初の町に戻った。そこに薬調合師がいるからだ。

で、15クレジット支払い、あいむのくすりを調合してもらい、またさっきの町に戻った。さて、目的のものを手に入れたのはいいが、一体どうやって渡せばいいのだろう?とりあえず、あいむのくすりの効用を教えてくれた女性に話しかける事にした。



「あなたは、いのちの おんじんだわ。」



薬渡した覚え全くないんですが。



すばらしい。「薬を渡す」という行程を省き、手に入れて町に入った時点で、既に町民全員にその薬が行き渡っている事にするという、ホワット・ア・効率的アンド短絡的ストーリー展開!



俺は「怒り」という感情を手に入れる事に成功したようだ。



まあ、目的は一応果たしたという事で、他の人にも話を聞いて回ったのだが・・・



「あーくCITY の じゅうような しせつに はいるには、IDかーどが ひつようだ。」

「あーくCITYの、かつま たいさに あうがよい。」

「けんきゅじょの なかに、さいきっくの なかまを あつめている らしいわ。」



自分を助けてくれた命の恩人の役に立ちたいとでも思ったのか、出るわ出るわ町民からの有力情報。これでストーリーもじゃんじゃん進んでいく事でしょうな。やっぱり人助けはするもんだよネ!



・・・で、あーくCITYってどこヨ?

「けんきゅうじょ」って一体何サ?



いきなり初めて聞く言葉が二つも出てきてしまいました。勿論、それに関する説明一切なしです。ま、あーくCITYの場所は大体目星がついてるし、けんきゅうじょってのもあーくCITY内の施設かなんかだって事だと、おおかた検討はついてるんだけどね。

だが、あーくCITYであろう場所に行く前に、最初の町にやり残していた事があるのを俺は思い出し、最初の町に戻る事に。確かあの町には、まだ開かぬ扉があったはず。しかしそこで、俺はこのゲーム最大の謎の一つに遭遇する事になる・・・。

最初の町に戻ると、その扉の近くにおじいさんが。何か知っている様子だったので、その扉について聞いてみる事にした。



「このさきは、4にん そろって いかないと、きけんだ。だれも もどってきたものが いない。」



誰も戻ってきた者がいない?確かに危険そうではあるが、ひょっとしたら、こっちに戻ってきたくない程のパラダイスが広がっているのでは?・・・という訳で、力一杯ジジイの忠告を無視し、扉に入った俺を待っていたのは、今まで見たことのない敵達だった。

ぐ、た、確かに強い!こっちが与えるダメージは1〜6くらいまでに落ちてしまった。うーん、やっぱ4人集まってから来よう、お年寄りの忠告は素直に聞いておこうと思い、先にあーくCITYに向かうことにした。

しかし、あーくCITYに通じるであろう道を進んでいると、なんか見たことのある敵が出てきた。・・・あれ?さっき町の中の扉くぐった時に出てきた、結構強い敵じゃん、これ。

・・・?あれ?なんかオカシイね。うん。オカシイよ。考えをまとめてみよう。



●扉の向こうは、4人揃えてからじゃないと危険とジジイは言う。

●3、4人目の仲間は、あーくCITYにいるとの事。

●あーくCITYに向かう途中の敵は、扉の向こうの敵と同じ。

●つまり、扉の向こうも、あーくCITYに行く道のりも、危険度は同じ。



よって、あのジジイは痴呆症である事が証明される。



・・・誰か、俺にこのゲームをクリアする自信を下さい。もうそんなもん無くなりました。はあ・・・。






星をみるひとやってみてえ!