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星をみるひと
伝説のクソゲーとうたわれた「星をみるひと」。足はおせーわ、最初の町は見えねーわ、スタート地点付近に最強の敵がうろうろしてるわ、伝説のクソゲーの名は伊達じゃない。

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星をみるひとクリアレポート

■第六章 果てしなき道のり
仲間が全部揃ったところで、もうちょっとだけ「ぎょうせいく」で情報収集する事にした俺は、妙な奴に出会った。そいつはこんな事を言い出したのだ。



「ここでは、いでんしそうさの けんきゅを しています」



はあ・・・。いや、前の町にも同じような事言っちゃう奴いたんだけどさ。あえて触れなかったんだよ。でもあえて言わせてもらうな。



「けんきゅ」じゃなくて「けんきゅう」な。



あまりにも程度が低くてツッコむ気にもならなかったんですが、二回も同じ事言われちゃねえ。チェック漏れ以前の問題でしょ。そんな脱字、おじいちゃんくらいしかしないでしょ、ほら、おじいちゃんが手紙なんかを書くと、「けんきゅーじょ」みたいに、のばして読めるとこ(閑話休題)あーそうそう忘れるとこだった。

レポート[5]でちょっと触れた「さんそぱいぷ」の入手法ですが、これがまたなかなか難題だったようで。その入手における過程を追ってみようかと。



1.敵と遭遇する。

2.「みなみ」か「しば」のESP「てれぽーと」を使う。

3.「てれぽーと」失敗し、訳のわからないところに飛ばされる。

4.飛ばされた場所に落ちているので、拾う。




ははーん。なるほど。「てれぽーと」に「失敗」するのを待たなければ手に入れられないという事ですか。



入手条件に「運」が関わってくるのは必須アイテムとしてどうなのか。



もちろんヒントなどはありませんし、てれぽーとに失敗する可能性があるなんて事もはじめて知りました。っていうか、てれぽーとなんて滅多に使いません。使えないから。そもそもどういう効果があるのかも知りません。

んーと何々?ほほう。敵との戦闘から抜け出せるというESPなのかてれぽーとってやつは。で、このてれぽーとを使わないと「さんそぱいぷ」を手に入れる事は出来ないとなると・・・ははーんなるほど。



「逃げる」が無いのは「さんそぱいぷ」入手の為の前フリかざけんな。



でも、いくら戦闘で俺がてれぽーとなんてほとんど使わくて、たまたま偶然使ってかつ偶然失敗したとしても、さすがに重要アイテム拾ったら気づくはずだけどなあ。やっぱり疲れてるのかな?え?何だって?ええ!?そ、そうなん!?



「さんそぱいぷ」って、肉眼では確認できないの?



しかも拾ってもメッセージなんて微塵も出ないの?



クリアに欠かせないアイテムなのに!?



てれぽーとに失敗して飛ばされた後、「ぴっ」て音がするだけなんだそうです。そんなぞんざいなゲット法でいいのか。やっぱりこのゲームは凄いなあ。もうやんなっちゃうよ。

で、そのさんそぱいぷを使って、宇宙へ。そう、自分たちが今まで冒険してきたフィールドは実は宇宙船の中だったのです。ああ、なるほど・・・。それでタイトルが「星をみるひと」だったのか。今更ながら納得しました。



そんなん気にする余裕などありませなんだ。



紆余曲折するも、さんそぱいぷを手に入れた一行は、宇宙空間へと出ることになる。しかし、さんそぱいぷだけで本当に大丈夫なのか?宇宙服とかそういう重装備は必要ないのだろうか・・・?



宇宙遊歩,星をみるひと




普通に宇宙歩いてるよコイツら。



どうやらいらん心配だったようです。なんだ、サイキックってのはなんでもアリか。それとも貴様らが使っているその「さんそぱいぷ」ってのはアレか。


猫型ロボットの秘密道具か。



眼鏡小僧の発明品か。



だったら普通にうなづけますね。宇宙でもどこでもすきに歩いて頂いて結構。星々がどれもこれも同じ色っていうドット絵師の手抜きっぷりはいかがなものかと思いつつも、話を元に戻そう。先ほどから脱線しっぱなしで申し訳ない。しばらく宇宙をうろうろして、情報収集し尽くし、扉に入って宇宙脱出。ちょっとサイバーなフィールドを歩いていると、出るわ出るわ変な敵。

さすがに「ばーすとのう」や「もっこし」レベルの敵はいませんが・・・それとはちょっと違う路線の敵に遭遇。その名も「すりーぱー」。はい、想像してみて下さい。名前こそ普通っぽいですが、今度は一体どのような容姿を誇っているのでしょうか。結論から言ってしまうと、実は何の事はありません。



すりーぱー,星をみるひと




ガキは家帰って宿題でもやってろ。



ちょっとコジャレたガキでした。いい加減にしろよと軽くヒネってやろうと思いつつも、こいつがまた強い強い。経験値も最高の1000あります。ちょっとオイシイ。



容赦なく最強ESPで惨殺しましたとも。



しかる後、どうやら宇宙空間に存在した長いダンジョンの最深部に到達したらしい。妙なところにたどり着いたサイキック一行。



イルカ,星をみるひと




イルカや鯱が数頭いる部屋にたどり着いた。でも、当然ながら、このイルカや鯱に普通に話しかけたところで人間語が通じるわけもない。ここで大活躍、あいねの「てれぱしー」。そんな能力持ってたのか。すると彼らの一人が静かに口を開いた。さも偉そうに。



「人間がサイキックを迫害した。両方とも信じない」



いや別にイルカや鯱に信用されなくても。



まあ彼らには彼らなりの事情があるのだろう。何はともあれ、全部のイルカや鯱に話を聞こうと思って、その部屋の中を移動中、ふっとメッセージが出た。



「みさは、しにました」



ええっ!?な、なんで?ひょっとしてイルカごときに殺されたのか!?それもなんの前フリもなく!?俺は原因を究明すべく、他のメンバーでイルカに話しかけたりしてみた。別に誰にも何も起こらなかった。どういう事だ?

そして俺はある事に気づいた。メンバーのHPが一律減っているではないか!そうかそうだったのか!この部屋の床からダメージを受けていたんだ!だから、HPが一番少なかった、みさが死亡したんだ!



どう見てもダメージ床には見えないんですが。



しかもHP減るのに効果音も何もなしなんですが。



つっこんでもつっこんでもつっこみきれない、この理不尽なゲームシステム。なのに、どうやら俺はこのゲームを愛してしまっているようだ。






星をみるひとやってみてえ!