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2011,02,12 / 14:26
たまにはちょっぴり切ない話でも書いてみようか。
彼女と知り合ったのは、今年の3月。ちょうど桜が咲きはじめる頃。俺のブログへメッセージを送ってきた。
「ブログ面白いので、お気に入りに入れさせて頂きますね^^」
彼女の名前は「桜」。こんな何気ないメッセージから、俺と桜とのやりとりがはじまった。
彼女は埼玉大学に通う学生。でも年齢は34歳。やんごとなき事情で高校にはいっておらず、それでも大検を受けて大学生になったらしい。
桜とのメッセージは、そういったプライベートな話からはじまった。自分の親が警察のお偉いさんで、警察関係の人と結婚させたかったために、恋愛もままならなかったとか。
そんな桜が、警察関係の人と夜桜を見ながらお見合いみたいな事をさせられたと、また俺に愚痴ってきた。
「お見合いかあ。いいじゃない。どうだったの?」
「断りました。話がつまんなくて。あなたの父親みたいなキャリア組になりたいとかどうとか。」
「でも、ザ・警察官僚って感じで将来安泰じゃないの?」
「そういうのうんざりなんですよね、もう。」
「そっか。なんかお疲れさんだったね。」
「それに私、好きな人くらいいますもん!」
父親に恋愛までコントロールされたくなかったのだろう。好きな人、ちゃんと作ってたんだなーと思って、そういう色恋沙汰大好きな俺としては、つっこんだ話を聞きたくて仕方なかった。
「好きな人!いいじゃない!どんな人どんな人!?」
「えーと、人気者で、モテて、楽しい人!」
「なんだ残念。モテてって時点で俺じゃねえやw」
「そんな事いう人は、鏡で自分の姿をみたらいいんだー!」
桜の好きな人というのは俺の事だった。驚きよりも戸惑いが先に芽生えた。
え、なんで?だって会ってもいない、電話もしたことない、顔すら知らない人を好きになんてなれるものなのか?
俺はそれでは人を好きになれない。だから、正直にその事を桜にも伝えた。
「それでもいいんです。私が勝手に好きになっただけだから。ただ、メッセージは続けて欲しいの。」
桜とのメッセージは正直楽しかった。だから俺もそれは勿論という返事を送った。それから数日後だった。桜から衝撃の事実をつきつけられたのは・・・
2011,02,13 / 14:26
俺は以前、某ブログで違う女性から告白され、実際会った。しかしその人には申し訳ないが、俺の許容範囲を明らかに超えていて、丁重にお断りさせて頂いた。
しかしその後、その女性は、ほかのブログ仲間に俺との関係のあることないこと吹き込んだり、俺にしつこくメールしてきたり、やめてくれといってもメッセージをつづけてきたり、散々な目にあった事がある。
そんな事を忘れかけていた頃、桜の口から驚きの告白を受けた。
「実は、あなたが嫌っている女性・・・私の親友なんです。」
俺のブログも、その女性から聞いて見るようになったらしい。よくプロフィールを見ると、その女性と同じ県、同じ携帯、同じ好きな色、同じ文体など、共通点がやたらと多かった。
俺はこの瞬間、桜がその女性と同一人物で、自作自演しているのではないか?と疑ってしまった。そしてしばらくメッセージをしなくなった。
でも、桜が言ってる事がもし本当だとしたら・・・桜という人物はちゃんと存在していて、同一人物なんかじゃないとしたら。桜はどれだけ傷つくだろう。
自分が好きな人からあらぬ疑いをかけられて、自分の存在すら否定されて、疎遠にされたら・・・
やっぱり信じてみよう。疑ってかかるより、信じてみよう。
大体そんな自作自演して、相手に何の得があるというのか。それにもしその自作自演が俺にバレたとしたら、俺がそいつを許さない事くらい、わかるはずだ。
俺は桜に、君を信じると告げ、メッセージを再開した。またいつもの会話が続けられたのだが、桜からのメッセージは、今度は親友と喧嘩したというものであった。
「元新さん!私の親友ったらひどいんです!うそつきなんです!」
2011,02,14 / 20:28
「元新さん!私の親友ったらひどいんです!うそつきなんです!」
「どうしたの?落ち着いて話してみて?」
「だって友達ったら、大丈夫、桜は元気になるために行くのだからと言うけど、先生に言われた場所に関する場所、検索した。末期医療って言葉がでてきた。末期医療って何なのよ。何かの冗談だよね?」
話が全く見えなかった。末期医療ってなんだよ?どういう事だよ?俺は桜に最初から順序だてて話すように促した。
「友達にホスピスがある病院に入ることになったと言ったの。ホスピスについて友達は元気になるところだからって・・・。」
俺はこの時はじめて知った。桜はガン患者だったのだ。しかも医者からホスピスを薦められるほどの末期患者。言葉が出ない。本当に?嘘だろ?なんでいきなり?
桜はホスピスという場所の事をよく知らなかった。だから親友に聞いた。そして親友は「桜が元気になるところだから。」と。
しかし桜はホスピスをネットで調べてしまい、末期患者が行くところじゃないか!と怒ったのだ。親友なのに嘘をついた!と。
でもこれは、その親友なりの優しさなんだと、桜の事を思って言ったことなんだと諭した。そして落ち着きを取り戻した桜は一言、俺にこういってきた。
「私、死んじゃうのかな・・・?」
何も言えなかった。俺の中でもホスピス=安らかな死というイメージしかわいてこない。ただ、一言だけ。
「入院する前に、俺、そっち行こうか?外見がどうのとか、そんなのもう関係ないから!」
しかし彼女の返事はノーだった。彼女は自分ではもうだめなのかもと思いながらも、それでも元気になろう、元気になろうって思っていた。だから
「来年、桜が咲く頃までには元気になるから、そしたらデートしてください!」
と俺に言ってきたのだ。そして彼女は、ホスピスで余生を過ごす事より、ガンを治療する事、ガンと戦う事を選んだ。
たったひとつの、俺との約束を果たすためだけに。来年デートする、その約束のためだけに、ずっと辛くて苦しい道を選んだ・・・。
2011,02,15 / 20:30
桜がガンと戦う決意をしてから2ヶ月の6月5日。決意むなしく、彼女は天に召された。突然の出来事だった。
だって、6月3日まで俺とメッセージしてたじゃないか。なのに6月4日に危篤!?5日に亡くなった!?
人の命の、なんとあっけないことか。なんだよ。突然いくなよ。俺、ありがとうすらいえてないよ。
なんとか病院聞き出して、お見舞い行こうって思ってたのに。それも出来なかった。俺彼女に対して何もしてやれなかったじゃないか。
翌日、彼女の親友からメッセージが届いた。桜は、親友に、自分が死んだ時のために、ブログのアカウント情報を託していたらしい。それを親友が俺に教えてくれた。
桜のブログにログインする。7月と12月に、予約投稿がされていた。7月は親友の子の誕生日。なら12月は?俺はそのブログを読んでみた。
更新日時は12月11日0時00分。俺の誕生日だ。そこには彼女の気持が切々と綴られていた。
誕生日を一緒にすごしたかった。
ずっと一緒に居たかった。
人間として生きていられたのは元新さんのおかげです。ありがとう。
様々な彼女の想いが綴られていた。涙がとまらなかった。会ったこともないのに。顔も知らないのに。声すら聞いたことないのに。なんでこんなに悲しいんだろう。
会ったことない人は好きになれないなんてひどい事言ったのに。元カノの話して嫌な気持ちにさせた事もあったのに。そんな俺を全て受け止めてくれた。
せめて、せめてもう少しだけ、出会いが早ければ。ガンが進行する前に会えてれば。ちゃんと会って、目を見て「ありがとう」って言いたかった。
こんな俺を好きになってくれてありがとうって言いたかった。
今年、桜の咲く頃に、公園に行こうと思う。たとえ目に見えなくても、感じることが出来なくても、きっと待っててくれるよね?
2011,02,18 / 22:19
えーと。久しぶりにニコ動にハマッてます。クソゲーとして名高いPS2のSRPG「エルヴァンディアストーリー」の
熟成食パン姉さんによる実況。あんま実況とか聞かないんすけどね。
しかしまあさすがクソゲーオブザイヤーにノミネートされただけの事はある。ツッコミどころ満載の電波ストーリーに、PCエンジンを彷彿とさせるアニメーション、崩壊してるゲームバランス。なかなか非のうちどころがない(注:クソゲーとして)。
でも俺としては、それ以外にどうしても気になって仕方ない事がある。まあ要するに剣と魔法の戦争モノという王道すぎるSRPGなんですが・・・敵の軍勢の名前が・・・
ゲネス軍。
・・・ゲネス?
どっかで聞いたことありすぎる名前。
もう頭ん中は誰だってパートタイムスーパースターです。つかもう実況とかやられたら、
クリアレポートなんて立つ瀬ないですね。これが時代というものか・・・。