2005,11,17 / 20:39
つーことでどうも。シャンプーしてる途中、お湯だと思っていた温かさが血だったらどうしようなどとふとプチスプラッタな映像が脳裏をよぎってビクビクしながらもシャンプー中だからやっぱり目が開けられない元新人ですよし俺恐怖に打ち勝てたよ母さん!
前回の続き。スピーチが決まってからというもの、ロクな練習もせず、気がついたら結婚式前日。声に出して練習はしなかったものの、頭の中で構成だけは絶えず思い描いてきたから、まあぶっつけ本番でも大丈夫だろうというヌルい考えの下、眠りについた。
そして式当日・・・地下鉄と新幹線しか乗ったことがない俺に、予期せぬ在来線のローカルルールが襲い掛かり、気がつけば集合時間ギリギリ。まあギリギリとはいっても式まであと40分あるんだから、最初から余裕もたせた集合時間を指定してきているんだからと、正当な事由になり得ようもない言い訳を自分に言い聞かせて安心した。
結婚式に唯一同席する友人K君(友人Kではない)を見つけ「もーちゃんおせーてー」と名古屋弁バリバリの軽い怒りを浴びつつ、周りを見回すと新郎I君発見。
「あれ?こんなところで何してんの?」と聞いてみると、
「いや、ちょっと仮装パーティーで」と一言。
仮装パーティーにはかまは弱すぎるだろボケがとダメだしをしようと思ったが、まあ今日の主役なので笑って差し上げた。そして更に前方に白無垢を着たCさん発見。
「あれ?こんなところで何してんの?」と聞いてみると、
「いや、ちょっと仮装パーティーで」と一言。
軽い既視感に襲われる俺。
ていうか実際繰り返された事を既視感とは言いません。あーもうこの夫婦ならうまくいくんじゃねーのなどと、何に対してかはわからないがいわば諦めのようなものを感じつつ式場へ。いやー三々九度はじめて見たけどワケわかんねー。あれって無理して飲まなくていいのな。新郎グビグビいってたけどまあいいや。
自分の第二関節までしか入らなかった指輪を、指輪交換の直後にプルプル震えながら第三関節側に押していた新郎以外これといった問題もなくというかあるわけがなく、舞台は披露宴へ。
新郎新婦の衣替えお色直しも終わり、いよいよ俺のスピーチが近づい(中略)ややウケで終わりましたフー妥当。新郎に「寿命三年縮みました」と言われたが知ったことではない。あとはゆっくり食事でもしつつ、この一大イベントを客観的に楽しもうではないか。
その後、バイオリニストによる演奏、キャンドルサービスっぽいもの、シャンパングラスが夜光塗料でペカーっと光るアレなど、結婚式ならではの演出が続いた。そして、新郎新婦からお父さん、お母さんへのプレゼント贈呈、新郎の挨拶と続き、新郎新婦の退場。
・・・ん?あれ?もう退場?
・・・え、あ、あれ?
・・・スピーチ、俺だけ?
スピーチ終わった今になって緊張がぶり返し、己が発した言葉が脳内を駆け巡りました。普通もっとこう、お偉いさんのとか、他にあるでしょ。え、ま、マジで俺だけ?
なんかちょっとだけ、死にたくなりました。
■同カテゴリ最新記事■