ど、どこ行けばいいのだろうか。
レポート1で、「リルガミン城が舞台」といいましたが、王様に謁見なんて出来ません。町の人と話すなんてな事も出来ません。つまりヒント一切なし。てめえで勝手にダンジョン歩いて、地図作って、手がかり探せやという訳です。いやあ、参りましたね。
丸腰でサファリパークにでも放置された感が否めません。
ま、幸いこちらには必勝本というありがたいモノがあるので大丈夫。というわけでまずは経験値稼ぎと行きましょう。あ、でも経験値稼ぎといっても、ただダンジョンさまよってるだけでは、なかなか敵と遭遇しません。エンカウント率はかなり低めです。そのかわり、大体決まった部屋に入ると、ある一定の確率で、その入り口で敵モンスターと遭遇します。
この時のエンカウント率はかなり高め。まあ部屋番モンスターがいると考えてもらって結構でしょう。経験値稼ぎは、このモンスターを相手に行います。ちなみに、部屋番モンスターがいる部屋の事を「玄室」といいます。
早速玄室に入り、敵モンスターに遭遇。バトル開(中略)なんとか全滅させました。おや?宝箱が出てきました。そうなんです。玄室モンスターを倒すと、宝箱を落とすのです。しかしその宝箱には罠が仕掛けられています。一応報告しておきますが、この「ウィザードリィ」というゲーム、まだファミコンの知名度がそれほど高くなく、ユーザーも低年齢層が多かった時代に発売された代物です。
どう考えても少年達には厳しすぎるマゾゲー。
ゲーム発展途上の時代に、小学生には絶対出来ないゲームっぽいんですが。特にドラクエとかに慣れてる子達には。まあ文句ばかり言っても始まらないので、罠の解除に取りかかりましょう。まず、罠の種類を「しらべる」コマンドで調べます。この役目は盗賊が。他の職業でやってもマズ無理。見抜けません。
罠の種類を調べたら、次はようやく罠解除です。「わなをはずす」コマンドを入力、その後に罠の種類を入力します。先ほど「しらべる」で調べた罠は「いしつぶて」。罠解除をしようとしたものだけがダメージを受けるだけの、軽い罠です。一番怖いのは「テレポーター」という罠です。パーティー全員をまったく別の場所に飛ばしてしまうというこの罠は、飛ばされた箇所によっては全滅の危険性がある、酷な罠です。
でも調べた結果は「いしつぶて」。そりゃそうだ。そんな恐ろしい罠がいきなり仕掛けられてるはずもない。ほっと胸を撫で下ろしたところで、ハイ解除と。ピッ。
「おっと テレポーター!」
嘘つき!盗賊君のウソツキ!いしつぶてっていったじゃないか!なんでテレポーターなんだよう!つーか何の為の専門職だ、盗賊さんよ。
盗賊とはいえ、レベルが低いと、宝箱の罠の解除は難しいのです。ま、当然といえば当然だけど。早速一番恐ろしい罠を引き当ててしまったわけですが、運良く付近に飛ばされれば、たいした被害もないはず。さて・・・俺のパーティーはどうなったんだろうか。いや、まさか、そんな、ネ。そんな出来すぎた事が起こるは
「いしのなかにいる」
まさに狙ったかのようですネ。通路にすらたどり着けなかったようです。はい、パーティー全滅。