イヤン、可愛いん♪
ウサちゃんです、ウサちゃん。殺伐とした地下迷宮内にも、こんな愛くるしいモンスターがいたのです。戦いに明け暮れて、荒んだ心にやわらかに降り注ぐやさしい光とでもいうべきなのだろうか。なんかあまりにもかわいらしくて、殺すのはしのびないんですが、何人たりとも、我がパーティーに立ちはだかるものは全て除外していかねばなりません。涙を飲みつつ、戦う事に。ウサちゃん必死の抵抗。
「ボーパルバニーは○○をひっかいた ○○は3のダメージ」
ひっかいてきました。たった3のダメージです。アア、頑張って抵抗してるのね・・・3程度のダメージ、くらってあげ「○○は首をはねられた!」
ウサ公ぶち殺す。
制作者にしてやられました。まさかこんなマヌケ面したモンスターにクリティカル能力を備えさせるとは。しかも地下2階ですよ?まだ序盤も序盤ですよ?つーかボーパルってどういう意味だよ?辞書調べても載ってなかったんですけど?
閑話休題。いよいよ地下10階。決戦も近いワードナからのメッセージが目に付いた。
「コントラ・デクストラ・アベニュー」・・・?どういう意味だろう?謎は深まるばかり。ひょっとしてこのメッセージ自体、ワードナの罠という事はありえないだろうか?ここにきて、心理戦に持ち込もうとでもいう、狡猾な作戦なのだろうか?
クリアしても結局謎のままだったので放置でオッケー。
こんなクダラネエメッセージはほっといて、悪い魔法使いワードナを倒しにいざゆかん・・・とはいうものの、10階はかなり複雑な作りになっています。ワープゾーンの嵐。ちょっと間違えるとすぐに10階のスタート地点へ戻されてしまいます。前のレポートでも述べたように、出てくる敵もハンパじゃありません。
例えばこの「ポイゾンジャイアント」という敵。紫色でいかにも毒っぽいです。パーティー全員に、最大40ダメージのブレス吐いてきます。しかも2〜4匹の団体で。レベル13のパーティーじゃ、戦士でも、最大HP100ちょっと。ましてや魔術師なんてHP二桁がいいとこ。そんなパーティーに何度も40ダメージブレス吐いてくるのは酷じゃなかろうか?ファイナルファンタジー1のグリーンドラゴン並みですよこれは。例えがアレすぎますかまあほっといてちょーだい。
しかしこの強敵、マカニト(ドラクエで言う「ザラキ」)が100%で効いてしまうという軟弱っぷり。強ええんだか弱ええんだかわかったもんじゃねえ。
このような個性的なモンスターを撃破しつつ、レアアイテムもゲットしつつ、破竹の勢いで突き進んでようやくワードナのもとにたどり着いた我がパーティーのレベルは平均15。満身創痍の我がパーティーを、こんなメッセージが迎えてくれた。
キャーラッキー営業時間に間に合っじじい殺す。
こんのお茶目ジジイがぁ!怒りで我を忘れ、狂ったように扉をけやぶり、いざワードナとの最終決戦。待ち構えるワードナに斬りかかるパーティー。勝負は持久戦に持ち込まれるかと思いきや、忍者が一閃。
「ワードナは首をはねられた!」
・・・。
・・・・・・え。
戦慄の大魔術師、1ターンで撃沈。
な、なな、なんじゃそりゃ。ラスボスがそんなんでいいのか・・・チェーンソーも、シェル→デスのコンボも使ってねえぞ。なのに・・・。こんなんだったら
さっきのウサ公の方がつええじゃねえか。