だがしかし!その独特なシステムから、ツッコミどころ満載なんで、敢えて俺が泣く泣く斬ってみました。それではどうぞ・・・。
まずカセットを差し込んで電源を入れると、当然ながらタイトル画面が出るわけですが・・・
決して派手じゃないっつーかめら地味。
早速ゲームをスタートしてみましょう。次はこのゲームの肝であり、何度もお世話になる「リルガミン城」でのコマンド画面です。ええ。そうです。コマンド画面。否応にも嫌な予感。
力一杯地味。
この地味なのがウィザードリィにおける拠点な訳です。ここでキャラを作り、パーティーを編成し、装備を整え、地下迷宮に乗り込む訳です。まず最初にすべき事は、キャラクターメイキングなんですが、これはちょっとややこしいので省略。しかし、いい加減な気持ちでキャラメイクすると、すぐ全員揃って墓場行きです。まあ死んだところでどうせ教会かどっかで生き返る・・・そんな甘いゲームではありません。死のうもんなら
その場に置き去り
です。ええ。地下迷宮の真っ只中に置き去りですよ。シビアですね。そしてそのキャラは、他のパーティーが拾いにいかないとずっとそのまんま置き去りです。とりあえず無事回収して、城に戻ると、死体はパーティーから自動的に抜け、カント寺院という、一般RPGでいう、教会へ送られます。でも、ギルガメッシュの酒場という場所で、死んだままパーティーに加えるなんて事も出来るのです。
血みどろの死体を運んで進むパーティー・・・
ゾッとしないですね。やめて下さい。ていうかやめろ怖いから。で、死体は、カント寺院で一定額のお金を払って生き返らせる訳です。もしお金が足りないものなら、某ゲームのように「お金が足りないですよ」なんつー、ヤサシイ言葉はかけられません。
「けちなハイキョウシャめ!でていけ!」と一蹴されますワーイ!
素晴らしい程に現実的っていうか宗教的?お布施は必須だという事ですネ。まあ、とりあえず金は足りた事にして、それでは死体を生き返らせましょう。レベル1の人生き返らせるには250GPかかるので、払って・・・と。あれ?なんか生き返ってないぞ?あれ?おかしいな?生きかえってないっていうか・・・
状態「灰」になってるんですが状況悪化してるぞオイ。
そうなんです。金払ったからといって、絶対生き返る訳じゃないんです。見たことありますか?こんなゲーム。ファミコンでこんなゲーム出しちゃって、PTAから苦情の一つも出てきそうな、そんなゲームなんです。世の中の厳しさを教えてくれる、そんなゲームなんです。でも、どうやら灰になってもまだ生き返らせるらしいのです。仕方なくもう一度寺院に頼む事に。しておいくら?何?500GPだと?
死体を灰にしておいて、なおかつ二倍の料金ぼったくる恐るべし教会。
しかし、レベル1のパーティーには、まだ蘇生の呪文を覚えている僧侶なんている訳もなく、渋々500GP払って生き返らせてもらうことに。復活の儀式が始まります。
せんし1 は まいそうされます。
せんし1、永遠に失われる。
そうなんです。灰からの蘇生が失敗すると、キャラはLOST(失われた)という状態に陥り、二度と復活しないのです。ファミコン全盛期であったこの時期に、こんなの見たことありますか?こんな厳しい現実を見せられるゲームを!?ドラ○エやエフエ○やキン○マンやドラ○ンボールとはすごい違いですネ!やってられるかこんなゲーム!!
とりあえず、さわりだけでこんなところです。どうです?やる気無くなるでしょう?