おおおっ!激しい光の爆発!光のビームは、ベエマスの胸を撃った!
ベエマスのうめき声!ヌルヌルした体がうねる!!必死にもだえ、苦しんでいるようだ。
あっ!!突然ベエマスがワーロックを握りつぶし、地底へと沈んでいく!!
ワーロックの悲痛な叫び声は、未練がましく尾を引いた。
激しい轟音が止み、あたりの空気が急に穏やかになった。
暗黒の洞窟の中に、一筋の美しい光がさしてきたようだ。
ああ・・・!!清々しい朝日だ!!激しい苦闘が、まるで一夜の悪夢のように感じられる。
私はただ、胸の奥から、暖かいものがこみあげてくるのを必死におさえ、佇んでいた。
盛大なるファンファーレの嵐!!私は今、キングオットーの前にいる。
王をはじめ国中の人たちが、涙を浮かべて私を迎えてくれた。
「勇者よ!!よくやった!!よくぞ世界を救ってくれた!!これで国中の人々が安らかに過ごせる世の中となるだろう!!」
最大の栄誉!!最大の富!!そして何よりも美しい王女の手!!
いや!!それ以上に大切なものが・・・!!
「苦悩の末の勝利」だ!!
私の心に深く刻み込まれ、いつまでも決して消えることはないだろう!!
その後・・・。私はウエストランドの領主となった。
誰もが私を「勇敢なキング」と崇め、仕えてくれる。何一つ不自由のない生活・・・。
しかし、ただ1つ、足りないものがあるのだ。それは・・・・・!!
この頃また、「冒険の虫」が、心の奥で騒ぎ始めたようだ!!
私は無意識のうちに、次の冒険の旅支度を始めていたのだった・・・・・。
−−−−−第一話 終わり−−−−−
だ、第一話ぁ!?
どうやらまだ死に足りないようですこの馬鹿勇者。つーかこんな違う意味でホラーなゲームをまた作りますぜと宣言しているようなもんですよねケムコ。スゲエ。スゲエよケムコ。真性だよアンタ!
しかる後、「シャドウゲイトGB」とか「シャドウゲイト64」とか出して無駄に有言実行っぽいのがすげえ。
・・・と、エンディングまで突っ込みどころ満載の当ゲーム、いかがでしたでしょうか?星をみるひと然り、シャドウゲイト然り、昔のクソゲーというのは、「有終の美」という言葉を知らないようですネ。
それ専用に用意された絵などほとんどなく、スタッフロールも流れない、ある意味潔いエンディングといえるでしょう。よ、よよ・・・ようやく・・・ようやく悪夢から開放されたよママン!もうケムコのゲームなどうんざりだよ!
え?な、なんだよママン。その手に持っているゲームは何だよう・・・ぼ、ボクにやれっていうのかい?
ぎゃあああぁああぁぁあああぁああっ!