1981,01,06 / 16:59
今回の無駄物は、ちょっと今までと趣向を変え、俺が大学時代に流行った遊びを一つ紹介します。毒っつーか、馬鹿入ってますので気合い抜いて読んで下さい。
20過ぎた俺らが熱狂して、三日三晩やり続けた遊び。それは・・・
罰ゲームトランプ。
はい誰でも一度は思いついたことのある遊びですね。こんなのにやたら真剣になりました。頬を汗がつたう程に。みんな目ギラギラ。ちょっと気を抜くと頬がさっくり切れて血がタラー「ふっ、やるじゃねえか」みたいな状況にでもなりかねない
なるわけが無い。
しかも、20過ぎた俺らがですよ?しかも野郎ばっか6人でですよ?何が悲しくてこんなもんにはまらないといかんのでしょうか?まあ、とりあえずルール説明をば。
まず、適当な大きさに、かつ均等に切った小さめの紙を三枚程度ずつ、全員に配ります。
その紙1枚に1つ、適当な罰ゲームを考えて書き、細かく折って中が見えないようにします。
全員が罰ゲームを書き終えたところで、その紙を場に全て置きます。
あとは、トランプで遊ぶだけ。種類は何でも構いません。ポーカーでも大富豪でも七並べでも。ビリになった人が場から1枚紙を引いて、中を確認して書かれている罰ゲームをみんなに公表してから、手元に置いておきます。これを繰り返して、場の紙が全て無くなったらゲーム終了。それから手元にある紙に書いてある罰ゲームに従うという、至って簡単な遊びです。
・・・ここでポイントとなってくるのが罰ゲームの内容です。当然、プレイする人によってその内容を微妙に変えなければなりません。例えば、
プレイヤーの中に女性がいるときに
「パンツ一丁で壁逆立ち1分」
なんていう罰ゲームを書いても
場が凍るだけです。「あ、あははー、さすがにコレは女性にはキツイって!だ、だだ誰だよーこんなの書いたのー!」と、やたら気まずい空間の出来上がりですね。そして逆に、
野郎ばっかの時に
「みんなから質問責め」
なんていう罰ゲームを書いても場がしらけるだけです。「今好きな子いるの?」とか、「A・B・Cどこまで経験済み?」なんて、野郎に聞いても仕方ねえっつーの。中学修学旅行生か何かかよ。誰だよ、こんなクソ罰ゲーム書いたやつは、と、
やり場のない怒りすら襲ってくることうけあい。・・・それでは、実際実行された罰ゲームの数々を紹介していきましょう。
■腕立て20回
まあ、実にオーソドックスな一例です。他に腹筋やらスクワットなども。何回もプレイしていると、後々効いてくる罰ゲームです。最終的には腹筋、腕立て、スクワット、
合計300回以上こなしたという輩も続出しました。健康的な遊びですね。また、罰ゲームを考えるのに詰まった場合、
仕方なく紙に書くという罰ゲームでもあります。
■パンツ一丁で腹筋20回
俺が引き当ててしまった罰ゲーム。当時俺はブリーフ派だったので、実は
俺の足を押さえるヤツに対する罰ゲームでは?とまで言われました。すげえアングルで俺の腹筋の様を見ることになったんだもんなあ、そいつ。
■ドロー2
カードゲーム「UNO」でお馴染みのドロー2です。これ引いちゃったヤツは更に罰ゲームが書かれた紙を2枚引かなければなりません。誰だよ、こんな罰ゲーム最初に書いたやつぁごごごごめんなさい。
俺です。この罰ゲームが俺らの中でちょっとブームになった為、罰ゲームの内容の
6割くらいがドロー2になってしまってゲームでも何でも無くなってしまったというエピソードが。
■ダイエーマラソン
そのまんま。これ引いちゃった人は、俺の家の近くのダイエーの周りを一周走らなければいけません。めんどくさいったらありゃしねえ。対してひねりのなかった罰ゲームなんですが、なぜここに特筆したかというと・・・
中継車出しちゃったからです。しかも2台。
確かあれは・・・真夜中の3時くらいだったでしょうか・・・。明かりひとつついていないダイエーの周りを1人走る男。その男のペースに合わせ、近所迷惑かえりみず、窓開けて中の男が何か叫びながらトロトロと走るサーフとレビン。
しょ、正気か!?ええ、正気ですとも。
■テーブルの上でセクシーポーズ
大学のサークルメンバーみんなで俺の家に集まった時に、うまい具合に女の子Sが引き当てた罰ゲーム。この罰ゲームをSが引き当てたとき、俺の隣に座っていた友人Aは、声もなしに
小さくガッツポーズとってました。
・・・この罰ゲーム発案者はほぼ確実にAのようです。
で、Sは「えー?どうしようかなあ?」とか迷ったり照れたりしながら、テーブルの上に乗って、自分が思ったセクシーポーズをとりました。とはいうものの、手を頭の後ろに回しただけ。
漫画なんかの主人公妄想シーンでよくあるアレです。はい。当然ながら
セクシーでもなんでもありません。
「キャーセクシー!」と叫んで愛想笑いしながらも、どこかしら寂しげで、なおかつ見方によっては
怒りすら浮かべてるようにも見えるという、
途方もなく複雑な表情をしているA。わかるぞ、A。その気持ち。だが、大学のサークルの集まりで、そういう変な妄想は捨てた方がいいぞ、A。
■ゲレンデで雪だるまを作る
サークルのスキー合宿の時に実行された罰ゲームです。キャーなんともまあかわいい罰ゲームだこと。っていうか、
罰ゲームじゃねえよ、こんなの。まあ、俺が引き当てちゃったもんで、仕方なしに、次の日に作りましたよ、小さい雪だるま。で、たまたま持っていた、
赤いマーブルチョコをとりだして、雪だるまの目にしました。・・・そしてまた次の日、その雪だるまを見てみると、マーブルチョコの
コーティングが溶けて流れてました。溶けて流れたコーティングの
赤い筋がくっきりとついていたのです。
血の涙を流す雪だるま・・・。
こっちが泣きそうでした。その日の夜、しばらく寝付けませんでした。いっけんかわいらしい罰ゲームでしたが、精神的にどぎつい、ある意味最強の罰ゲームでした。
他にも色々あったんですが、爽やかさっぱり忘れました。どれくらい爽やかかというと、夏、外でめっちゃ汗かいた後にちょい熱めの風呂入ってその後にクーラーが効いた部屋でビール飲んでるくらいの爽やかさ。
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