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1974,01,05 / 16:25
金融怪人ビッグバンマネーを倒して一時の平和を得た光一。だが、ゲネスの魔の手は、とどまる事を知らず、只野市に忍び寄る。
次に光一の耳に入ってきたのは、「若い女性が次々とさらわれている」という情報だった。まだ不確かではあるが、ゲネスによるものであろうという事は、流れ上安易に想像出来る。
銀行強盗→一市民暴行→ストーカーと
ますますやる事が小さくなる秘密結社ゲネス。
そんな時、喫茶店HAPPYに、町の人気者レポーター「結城やよい」登場。光一あこがれの人が目の前に!ここはクールに自己紹介と意気込む光一。
光 一「さすらいの男、光一だ!」
やよい「よろしく。」
軽く流される光一。というかお前のクールはそんな程度か。
どうやらやよいさんも、只野市きってのレポーターの名誉にかけ、ストーカー事件を解決すべく情報を追っているらしい。そしてその事件の目撃者「智世」が、サヨちゃんの友だちである為、智世がどこにいるかを聞くためにこの喫茶店に来たという。
ここでレポーターの卵であるらしい光一が黙っている訳がない。光一、やよいさんに直談判。
光 一「オレもついて行きます!」
やよい「ダメよ!仕事のジャマはしないで」
無下に断られる光一。ここまで邪険にされるヒーローも珍しい。しかし勝手についてくる分には構わないと、やよいさんから許可をもらい、光一も捜査に尽力する事となった。
本屋のバイトとしては
明らかに服装が浮いている智世に聞き込みをし、町の人からも情報を集め、どうやら町外れの洋館が怪しいと踏んだ光一。やよいの到着を待った後、洋館に踏み込もうとしたその時、洋館の扉が開き、妙な男が現れた。
妙というかイッてます。なんだこの変質者。
どうやらサイバネティクスという分野を研究している「タモン博士」という人物で、やよいの知り合いであるらしい。彼は今回の一件とは無関係らしいので、洋館を後にしようとしたその時!ゲネソルジャー達が現れた!戦闘体制に入る光一を、ゲネソルジャーはとり囲んだ。
ゲネ「俺達がゲネソルジャーだと知らないのか?」
光一「なに、ゲネソルジャーだと?」
本当に知らんのかい。
アンタ何度か戦ってるでしょうが。そんな事も知らずに本当にヒーローといえるのか?
しかしなぜここにゲネスの手が?一体この洋館に何があるというのか。光一とやよいの間にそんな疑問が生じていた。しかし今は絶体絶命のピンチ。デンジー☆ペキンに変身さえ出来れば、こんな奴ら目じゃないというのに!
今光一のすぐ近くには、タモン博士、そしてやよいがいる。こんなところで変身すれば、二人に正体がバレ
「ジャスティスチェーーーーーーンジ。」
って変身すんなや。
やよい「ええ!?デンジー☆ペキンの正体って光一君だったの!?」
二話にしてやよいさんに正体バレる。アンタ本当に正義のヒーローかよ。アジャラにも「正体バラすな」って言われてんだろがよ。確かにこのピンチは変身すりゃ簡単に乗り越えられるけどさ。もっとこう、他に手立てっつーもんはなかったんかよ。ヒーローとして。
そしてゲネソルジャー程度を相手にするにも決め台詞を吐くデンジー☆ペキン。
「愛知県にお住まいの 大地くん いつも応援ありがとう! 牛乳を飲むと大きくなれるぞ!」
変なところでテレビヒーローっぽいが、決して決まっていない決め台詞を吐いた後、ゲネソルジャーを軽く倒した光一に、タモン博士が何かを手渡した。何でも、今の光一と同じく、以前只野市を悪の手から守ったヒーロー
「ナイトレイド」より受け継いだものらしいのだ。
「必殺技チップ」という安易な名前であるそのアイテムを、フォースクリスタルにくっつけると、ようやく必殺技が使えるようになるという!よし、これでヒーローらしくなってきました。
だが、事件は振り出しに戻ってしまった。タモン博士と別れ、なすすべも無く只野駅前を歩く光一とやよい。するとやよいの背後に感じる、怪しい気配。しかし周りには誰もいない。気のせいかと思いつつ歩みを続ける二人。
すると突然やよいが空高く舞い上がった!
やよい「きゃああああああああっ!!」
光 一「やよいさん!!」
手が届かないほど高く舞い上がってしまったやよいの背後に、うっすらと透明な人影が!畜生!ゲネスの怪人か!?
しかし、しかしだやよいさん・・・
そんな無様な格好で連れさらわれるのはどうかと。
大股開きではしたない。ホラ、一応ヒロインなんだから。
光一は早速、駅前広場で周りの人に聞き込み。どうやらやよいさんは住宅街に飛んでいったらしい。足取りを追い、住宅街へと向かった光一。するとやよいさんの叫び声が!
その声を頼りに走る光一。やよいを襲っている怪人を発見!すぐさま止めにかかるが・・・
ウワァ。ゴキブリかよ。
変にツヤツヤに書き込まれたボディーに比べ、手抜きとしかいいようのない顔。しかも歩くと律儀に
カサカサ音が鳴りやがるこの「捜索怪人ゴキサーチ」を相手にしろというのか・・・
捜索怪人?まあいいや。
しかしその後ゲネソルジャーが出現。ゴキサーチに耳打ちしたと思うと、ゴキサーチは光一をほっといてどこかへ行ってしまう。またゲネソルジャーと戦うハメになりそうだと、何も気にせず
住宅街のど真ん中で変身してしまう光一。
もう何もいいません。言うだけ無駄っぽいです。何でもアリという方向でどうかひとつ。
当たり前のようにゲネソルジャーを倒し、ゴキサーチが向かった洋館に再び。どうやらゲネス達は、タモン博士の力を欲しているらしい。そうはさせまいと、光一はゴキサーチに戦いを挑む!
頭の突起より波動砲みたいなものを撃ち放つという、
ゴキブリとはなんら関係の無さそうな「フォーカスビーム」、透明になってこちらの目を欺き、背後より蹴りを一発食らわせるだけの、必殺技と呼ぶには
あまりにもヘタレすぎる「ゴキフラージュ」両方の必殺技をかわし、タモン博士より授かった必殺技を放つデンジー☆ペキン。
「ソードインパクト!」
その名に恥じる事無く、ゴキサーチを一発で葬り去りました。ああ、やっと必殺技らしい必殺技を拝むことが出来ました。とはいえ、剣で一閃するだけなんですが。
かくして、ストーカー事件は解決の目をみるのだった。あー疲れた(〜第二話・終〜)
1974,01,04 / 01:39
ゲネソルジャー達にやられてしまった光一とマスター。そんな二人を、空から不思議な光が包み込んだ。宙に浮かび上がり、行き着いた先はその光を出していた宇宙船らしき乗り物。
その乗り物の内部で目を覚ます光一とマスター。目の前にはなんとも素っ頓狂なカモノハシ似の服を着た動物が。
アジャラの登場である。発する台詞という台詞の語尾に「カモ」をつけて話すこの小動物野郎は、どうやら宇宙人らしい。ゲネスの事もよく知っているようであった。そしてこの宇宙人は、光一に不思議なアイテムを与えてくれた。左手に光るフォースクリスタルである。
そう!変身能力だ!
早速言われるままに変身してみることに。光一は叫んだ。
「ジャスティスチェーンジ!」
教わりもせずに、しっかり変身モーションをとるあたりは定石通りといったところか。
力いっぱいそれっぽい変身シーン(BGMは主題歌)が終わり、遂に、遂に光一は変身能力を身につけたのである!これからが本当のはじまりだ!
アジャ「それ(フォースクリスタル)を使えば、常人をはるかに超える感覚と力を持つ・・・」
アジャ「電磁電人デンジー★ペキンに変身できるカモ!」
光 一「電磁電人デンジー★ペキンだって!?」
光一、かなりショックを受けてます。そりゃいきなりこんなカモカモうるせえ小動物に変なもんつけられて、挙句の果てに
「電磁電人デンジー★ペキン」なんつー訳わかんねえ名前のついたヒーローに変身できるなんて言われても。その後ぼそりとつぶやく光一。
光一「なんだか格好悪いような・・・」
こんな台詞を吐く主人公のヒーローモノなんて普通ありません。
そして結局そのまま元の場所に戻される光一とマスター。そこには未だにゲネソルジャー達がたむろっていました。「げっ!まだいやがったのか!」驚くマスター。当然です。
やる事小さい上にしつこい奴らです全く。そこで早速光一は電磁電(長いので略)に変身!ヒーローらしく、カッケエ決め台詞を!
「クールクールと冷たい時代を、ホットなソウルで熱くする!」
「電磁電人デンジー★ペキン、参上!」
・・・ちっとも決まってないよデンジー★ペキン。
この決まってない決め台詞を吐いている間、デンジー★ペキンは様々なアングルからアップで撮られます。バシーン!バシーン!バシーン!上空から!ローアングルから!真正面から!
どのアングルでもおかまいなしに変質オヤジ色爆裂なヒーロー、デンジー★ペキン。
一話で打ち切りになってもおかしくない勢いの中、ゲネソルジャーとの戦いが今始まっ(中略)ゲネソルジャーを倒した光一。次に倒すべき相手はいよいよ「金融怪人ビッグバンマネー」だ!しかし次は一体どこに現れるのか?再び街の人々に聞き込む光一。どうやら次のターゲットは銀行である事がわかった。そうはいかないぞビッグバンマネー!この俺がいる限り!光一は銀行へと急いだ!
既に銀行内を襲っていたビッグバンマネー。
遅い。遅すぎですデンジー★ペキン。未然に防げなくてどうすんだ馬鹿。仕方ない。奴が出てくるまで待つ事に。情けないヒーローだなオイ。待つこと数分。ようやくゲネス達が銀行から出てきた。既に銀行周りを取り囲んでいた警察の銃弾なぞ目もくれず、手榴弾を投げ放って追い払うゲネス達。もはやこの状況を打開できるのはデンジー★ペキンしかいない!と思ったら
なんでビルの屋上でつきもしない格好つけてんだアンタ。
「恥ずかしさ100万倍だけど、こうなりゃトコトンやってやるぜ!」
とか、高らかに笑いながら言い放つデンジー★ペキンに
ちょっとだけ漢を感じつつも、まずは露払いのゲネソルジャーとのバトルからスター(略)に勝利したデンジー★ペキン。もうゲネソルジャーなど赤子同然。デカイツラはさせないぜ!そしてビッグバンマネーとの一騎打ち!怪人はゲネソルジャーと違って、必殺技を持っています。この必殺技っつーのがかなりの曲者です。
怪人は、体力が3以下になってくると、二度まで必殺技を使ってきます。
当たると容赦なく一発KO。バトル終了。まさに読んで字のごとく。
つーかこんなところだけシビアにすんなナス。
しかも一話では、
主人公は必殺技を使うことが出来ないんです。怪人が使えて主人公が使えないなんてアリですか?とか言っているうちに、ビッグバンマネーが必殺技を使ってきました。ビッグバンマネーは、袋から出した札束を、頭のがまぐちに放り込み、腰を振り始めた!そしてドス低い不気味な声で叫んだ!来るぞ必殺技!
"マネーチェンジャー"
チャリチャリチャリチャリリーヌ。口から無数の五円玉を吐き続けるビッグバンマネー。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・え?
これが必殺技ですか?こんなチンケな技が必
「ぐわああああああああああ!!」倒れるデンジー★ペキン。
ええーっ!?
おい!こんな技でやられるなよデンジー★ペキン!お前が倒れたら、一体誰が只野市をゲネスから救う事が出来
「ズギューーーーン」倒れるビッグバンマネー。そしてはるか遠方に見えるは、銃を撃ち放ったQTセイバー。
えええええーっ!?
そんなんアリ?アリなんですか?だったら最初から銃で倒せよQTセイバー!
アンタ最初と最後しか出てきてねえじゃんか。
かくして、ヒロインQTセイバーの手によって
オイシイところを持っていか ビッグバンマネーは倒され、一時の平穏を取り戻した只野市。そして
今までの苦労が水の泡な 光一、マスター。喫茶店でテレビを見ていると、ローカル美人キャスター
「結城やよい」が事件のあらましを説明している。
光 一「いいなあ、俺やよいさんのファンなんすよ。」
マスタ「結城やよい?それなら俺の娘だぞ。」
光 一「ええ!?本当ですか!?」
マスタ「ああ。本当だとも。ウチにも帰ってくるぞ。」
光 一「住み込みバイトとして働かせて下さい!」
ここに、あまりに露骨なヒーロー誕生。そしてバイトのサヨちゃんが「かわいいでしょー?」と新たなメンバーを連れてきた。光一に力を与えてくれたカモ野郎「アジャラ」だった。
「世話になるぞ、ヒゲ。」
いきなり現れてその台詞まわしはどうかと。素敵すぎますこのカモカモ言う宇宙人。(〜第一話・終〜)
1974,01,03 / 01:28
さて、いきなり前回のレポートの訂正から入ることにします。前回のレポートで
「とりあえずなんか無難っぽい、それでいてあまり他の人が選びそうにない人造鉄人タイプを選択」と説明していましたがやめました。
というのも、実はこのゲーム、頭・体・腕・足の各パーツを別々に設定できるようなのです。つまり、頭は「宇宙刑事タイプ」、体は「超能力者タイプ」なんていう事も可能なんです。・・・このシステムによって新たに生まれた電磁電人デンジー☆ペキンの雄姿を見よ!
ただのキチガイさんにクラスダウン。
やはりハーフパンツは失敗だったか。
若かりし日の長瀬を思い出します。まあいいや。このヒーローで全ストーリー貫き通す事に決定。さて、今度こそ本当にゲームスタート。
それっぽいタイトル画面から、オープニングテーマがスタート。しっかりと歌も入っています。オープニングが終わり、「突然変身!君がヒーロー」というタイトルが出た後、画面は一転。このゲームの舞台「只野市」の駅前広場で事件発生!ここではじめて
「悪の秘密結社ゲネス」がその姿を現します。仮面ライダーで言うと、ショッカーの役割にあたるであろう「ゲネソルジャー」と、彼らを統べる怪人が登場します。その名も
金融怪人ビッグバンマネー
素敵です。素敵過ぎます。ネーミングセンスがキラリと光るこのゲー
責任者出て来い。
手榴弾を撒き散らしながら街中を闊歩するゲネス達。そこに現れたのが「喫茶店HAPPY」のマスター
「結城幸次郎」。手榴弾を投げようとするゲネソルジャーの手首を捕まえたと思いきや、逆に投げられてしまいます。その後、ゲネソルジャーに囲まれる幸次郎。危ない!
そこに颯爽と現れた若者が、ゲネソルジャーに蹴りを一発!マスターを助けた!彼こそがこのゲームの主人公
「水原光一」である。倒れているマスターを抱き起こした!
あ、いや、寄りすぎだってば。
そのまま
特殊系ラブロマンスに発展しそうな勢いです。しかしいくら主人公でも、常人の5倍の身体能力を持つゲネソルジャーには歯がたたず、じりじりと追い詰められていきます。そこにこれまた颯爽と現れた、只野市を守る正義のヒロイン
「QTセイバー」!
スゲエ悪人ヅラです。
なんですかこの人。どうやってもヒロインには見えないんですが。しかし、危なかったマスターと光一を助けてくれました。やはり只野市のヒロインである事は間違いないようです。そんなこんなで、一応マスターの命の恩人にあたる光一は、喫茶店でコーヒーをご馳走になる事に。
結構安い命だなと思いつつも喫茶HAPPYへ。
そこで、HAPPYでバイト勤めのサヨちゃんを紹介される。ピッチピチのへそ出し19歳。軽く挨拶を交わし、コーヒーが出来るまでブラブラしてきてくれと言われたので、言われるままに只野市をブラブラ。数分後、そろそろコーヒーできたかなと喫茶店に戻ってみると、
マスターがいない!そして、
なぜか椅子に座りながら気絶しているサヨちゃん。せめて床に倒れてるか何かしてろよお前。
サヨちゃんを揺り起こす光一。一体何があったんだ!?
「マスターが、マスターがさらわれちゃった!」
な、なんだとォ!?
力一杯予想通りの展開だがそりゃ一大事だ!一体マスターはどこへ!?街の人々に聞き込みをすると、
「ヒゲの男が全身タイツ姿の男数名に、公園の方へ連れて行かれた」との事。危ないのでサヨちゃんを喫茶店に残し、一人公園に向かう光一。ここでアイキャッチが入りました。
これほど様にならないアイキャッチは初めてです。
どうあがいてもデンジー★ペキンはヒーローじゃないと思いながら、「只野銀行」の、
ナレーションまで入っている変に懲りすぎなCMムービーを見て、光一は公園へ。するとベンチ前で、ゲネソルジャー5名にマスターが囲まれているではありませんか!目の前で、ボコにされるマスター。キャー!マスター!くそう、ゲネスの連中め!
やる事が小さすぎです。
そもそも只野市という、決して大きくない街に居座って悪事を働く事事態小さいのに、単なる喫茶店のマスターをたった一人かっさらって公園でタコ殴りとは。小さすぎるのにも程があります。秘密結社のやることか。見るに見かねた光一は、マスターを救うべく、ゲネソルジャーに戦いを挑む!
ボコにされるのを黙ってみていたくせに戦いを挑む!
一発でノされてしまう光一。
変身してないからとはいえ、ザコキャラに一発くらってダウンというのはどうかと思うんですが番組的に。そしてその場に突っ伏して気絶してしまった光一。と、そこに、空から光一を包む光がさした!一体何が起こったのか!?光一とマスターの運命やいかに!?
※第一話の途中ですが、やたらと長くなりそうなので、予定を変更し、二部構成にさせて頂きます。ご了承下さい。
1974,01,02 / 01:23
というわけで、ようやくゲームをスタートする事に。それっぽいオープニングの後に、タイトル画面になった。迷わずニューゲームを選択。まずはヒーロータイプ、ボディーカラーの選択から。()内は実在したヒーローものよりわかりやすいものを実例としてあげてあります。
●宇宙警察タイプ(ギャバン)
●超人戦隊タイプ(戦隊全般)
●改造仮面タイプ(ライダー全般)
●超能力者タイプ(????)
●人造鉄人タイプ(キカイダー)
●科学鳥人タイプ(ガッチャマン?)
●獣神忍者タイプ(ライオン丸?)
●太陽使者タイプ(????)
と、様々なタイプがあります。当然容姿はそれぞれ違うのですが・・・
太陽使者タイプだけは絶対選びたくないのは俺だけでしょうか。
とりあえずなんか無難っぽい、それでいてあまり他の人が選びそうにない
「人造鉄人タイプ」を選択。続いて名前の入力に移ります。名前の入力方法はいたって簡単。第一語群、第二語群からひとつずつを任意に選び、その後にカタカナ名を入力するだけ。わかりやすく図にしてみました。
とまあこんな感じです。ご理解頂けましたでしょうか。第一語群、第二語群には様々なものが用意されていて、組み合わせ次第で
「未来刑事」
「宇宙戦士」
「秘密特捜」
などといった超無難というか、
何のヒネリもない安牌的なヒーローネームも作成出来れば
「恐竜大使」
「巨大少年」
「円盤人間」
などといった、おおよそヒーローのイメージからかけ離れ過ぎていて、
むしろヒールな感じを否応にも与えてしまうヒーローネームまで作成出来てしまいます。
他にも、
「科学少年」なんていう、
そりゃどこにでもいる理科が得意な小中学生だろ、という名前から、
「魁!」なんていう、
節々に漢っぷりを見せないと視聴率が稼げなさそうな名前まで、とにかく色々なバリエーションがあるのです。
そもそも語群の中に「魁」とか「!」というものがあること自体
何かが狂ってると思うのですがどうか。
ちなみに数は、第一語群で36個、第二語群で17個あるので、組み合わせに、そしてその後ろにつく任意入力ネーム選びに悩みに悩みぬいてしまいましたが、たまたま遊びに来ていた親友との、長きに渡る議論の結果
電磁電人デンジー★ペキン
に大決定致しました。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
議論の合間に酒を交わしたのがそもそもの間違いだったようです。
本当にこんなヒーローが、街を守っていけるのでしょうか。俺は正直こんなヒーローに助けられたくありません。
「ありがとう!電磁電人デンジー★ペキン!」
なんてとてもとても恥ずかしくて言えません。長えし。
1974,01,01 / 01:13
男なら誰しも
「ヒーローになりたい」と願った事が一度くらいはあるはずです。そんな男の永遠のロマンを叶えてくれるゲームがこれ
「正義の味方」(PS2用・ソニーエンタテインメント)。ここではまず、このゲームが一体どのようなものであるかを簡単に説明しこうと思います。
なんでもない平和な街「只野市」に悪の秘密結社「ゲネス」が出現した!銀行強盗にストーカー、挙句の果てには万引きなど、大小関わらず悪事を働くゲネス。そんな悪行に耐えかねて、ある一人の若者が立ち上がった!
彼の名は水原光一。正義感満ち溢れる彼も、人間の5倍の力を持つと言われる「ゲネス戦闘員」にはなすすべもなく、あっけなくやられてしまう。そんな彼に救いの手を差し伸べた者がいた・・・。
そして光一は、謎の人物の手により、超定番の変身能力を持った「正義の味方」へと生まれ変わり、ゲネスとの戦いへとその身を投じていくことになった!
ストーリーはまあこんなものです。ここからだけ解釈すると、横スクロールアクション、もしくはポリゴン格闘という、いかにもありがちなゲームジャンルを想像される方が多いかもしれません。ところがどっこい。このゲーム・・・
基本的にアドベンチャーだったりします。
ゲームの流れを説明するとこう。
オープニングテーマ
↓
イベントムービー
↓
アドベンチャーパート(イベント)
↓
バトル
↓
CMムービー
↓
イベントムービー
↓
アドベンチャーパート(イベント)
↓
怪人とのラストバトル
↓
エンディングテーマ
↓
次回予告
↓
視聴率チェック・お便りチェック画面
↓
次のストーリーへ
特筆すべきは
「CMムービー」と
「お便りチェック画面」。ゲームは30分番組仕立てになっていて、全話の合間に各々異なるCMが挿入されます。なおかつ番組終了後は、視聴者から来たお便りをチェック出来るというオマケ付。
無駄な所で妙な懲り様。
匂いませんか?ほら。
バカゲーの匂いがプンプンしませんか?その匂いにつられて、俺はこのゲームを買ってしまいました。そして今、筆・・・もといキーボードを打っています。しかもこのゲーム、プレイ中に常時表示されている、とても嫌なパラメーターがあるんです。
視聴率。
そうなんです!正義の味方になるとはいっても、
「あくまで視聴率を稼ぐための歯車に過ぎない」という、のっけから
「男の永遠のロマン」がどうのとか語っていた自分が恥ずかしくなるようなオチが待っていたのです!
主人公は、アドベンチャーパートにおいて、町の人々から情報を入手、次に怪人が現れそうな場所の目星をつけ、その場所でイベントがおこる時間まで待機。場所が合っていれば無事イベント発生で視聴率アップ。イベントが起こる別の場所にいた場合はイベントを逃した事になり、視聴率がダウンするのです。つまりこう。
30分の番組中でイベントを出来るだけ逃さず、怪人にも無難に打ち勝ち、目標視聴率までこぎつけて番組を終了すればクリア。下回れば即打ち切り
という、
思いっきりビジネスの絡んだアレなゲームだった訳です。つーか特撮モノを生放送でやろうっていう企画段階で打ち切られてもいいように思えるのですが。かくして、俺はこのゲームの報告書を書くにいたった訳です。なにぶん久しぶりなので、気長に付き合って頂けると光栄に存じます。