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>> HOME > クソゲー?クリアレポート
1974,01,13 / 13:28



ゲネス首領との戦いに敗れ、その場に倒れたデンジー★ペキン。命の灯火も既に消えてしまっていた。これでZ作戦を止めるものは誰もいなくなったと、高笑うゲネス首領。

その時、部屋のモニターに映し出されたQTセイバー。彼女はロケットのコックピットから通信を入れてきたのだ。ロケットと共に自爆する決意で・・・


「サヨちゃん・・・新田さん・・デンジー★ペキン」
「それに・・・お父さん・・・」
「みんな・・・さよなら・・・」



上空で砕け散るロケット。Z作戦はQTセイバーこと「やよい」の手によって失敗に終わった。人類は助かったのだ。


「おのれえ!私の15年を無にしたなあ!!!」


怒りに打ち震えるゲネス首領。その時、後方から叫び声が聞こえた。


「もうやめて!醍醐!」


刺された腹を押さえながら、ダークレディがゲネス首領の元へと歩み寄ってきた。


首 領「な、なぜ私の名前を・・・」
レディ「もう人間を許してあげて・・・」
首 領「ま・・・まさかお前は・・・!」
レディ「私の・・・最後のお願い。」
首 領「フッ、明日香は、昔からわがままだったな・・・」



ダークレディの正体が明日香だとわかり、二人は最後の抱擁を交わし、自爆した・・・。


一方、只野市上空の宇宙船内。





光一のなきがらを前に、アジャラとその他の生命体が評議会を開いていた。

アジャラの正体は「銀河連邦評議員」の一人。醍醐、やよい、光一にフォースクリスタルを渡した張本人でもあった。

彼らの目的は「銀河連邦に地球を加入させるか否か」を決めるための実験施行。突然大きな力を持った人間がどういう行動を起こすかを調べるべく、三人にフォースクリスタルを渡し、実験を行ったのである。

そして彼らの出した結論は「不合格」。実験は終了したという事である。

しかしアジャラは、とんでもない事を言いだした。


「サンプル2と3を・・・いや、やよいと光一を蘇生して欲しいカモ!」


実験終了惑星への介入は命令違反。しかも死刑にあたる重罪であると、他の評議員は騒ぎ出した。


「・・・アジャラはこの星で死んだカモ。」


アジャラの決意は固かった。そして評議員は「アジャラは名誉の戦死を遂げた」と本部に報告。アジャラは礼を言い、只野市へと戻っていったのである。


喫茶店ハッピー。マスター・サヨ・新田の三人は、未だ帰らぬ光一とやよいを待ち続けていた。


「なに、あいつらの事だ、ひょっこり帰ってくるさ!」
「なにせ、ワシの見込んだ奴らだからな。」
「そうよね!きっと帰ってくる!」


そう言いながらも三人の顔色は暗い。そこにアジャラが戻ってきて、三人に説明をした。その後、ニッコリとほほえみながら喫茶店入り口を指し示すアジャラ。そこには・・・





ただただ嬉しくて、ただただほほえむしかない三人。街の人々の、いや、地球の平和の為に戦ってきたこの「正義の味方」に、最初にかける言葉は決まっていた。



・・・おかえりなさい・・・




2008,12,18 / 21:38

今までクソゲー、バカゲーばかりクリアレポートを書いてきたが、今回は少し冒険して、かつて一世を風靡した、ファミコンブームに更に拍車をかけた名作中の名作「ドラゴンクエスト」に白羽の矢を立ててみたいと思う。

ファミコンにおけるRPGのスタンダードともいえるこの名作を通して、誰もが思っているであろうRPGの疑問についてもツッコミを入れていきたい。スタンダード的作品なだけに、RPGの定石や矛盾等も凝縮されているといっても過言ではないのだ。

数々のプラットフォームに移植され、その都度操作まわりがユーザーフレンドリーになった当ゲーム。ここを今見ている人たちの中には、改善された後のドラクエしかプレイした事がないという人もいるだろう。ここではあえて、ファミコンで発売された「初代ドラゴンクエスト」について論じていく。

古き良き時代のゲームが、いかにユーザーアンフレンドリーであったかも知って欲しい。



まず、ひらがな4文字の名前を決めなければいけないが、ここは心意気的に「すきなの」にしてみる。そしていよいよゲームスタート。勇者ロトの血を引く主人公「すきなの」が、ラダトーム王と謁見する所から物語ははじまる。



ドラゴンクエスト王様の言葉

「おお、すきなの!そなたがくるのをまっておったぞ!」




いきなり王様から告白される勇者キャー。はいごめんなさい。このためだけに名前を「すきなの」にしました。こんなくだらない理由で名前をつけたばっかりに、この勇者は今後様々な場所で様々な人に告白される事になる閑話休題。王様の話を聞こう。



「その昔、勇者ロトが神から光の玉を授かり、魔物達を封じ込めたという。」

「しかし、いずこともなく現れた悪魔の化身竜王が、その玉を闇に閉ざしたのじゃ。」

「この地に再び平和をっ!勇者すきなのよ!竜王を倒し、その手から光の玉を取り戻してくれ!」



そして、謁見の間にいる兵士が、旅の知識を教えてくれるとのお言葉も頂いたので、早速兵士にその知識とやらを聞いてみる。



「隣にある町で武器や防具を買い揃えろ。」

「その鍵で扉を開けたとき、お前の旅ははじまるだろう。」

「魔物にさらわれたローラ姫を助けて下さい!」



それ旅の知識って言わねえ。



武器や防具を買い揃えろってそりゃ旅の知識言うか下準備だし。いやそもそもそんなどうでもいい知識も教えてもらわないとわかんないような馬鹿勇者に、世界の命運を託すのはいかがなものか。あまつさえ姫助けろとかどさくさ紛れにお願いする兵士まで出てくる始末。いきなり否応なしに嫌な意味で不安をかきたてられるドラクエの世界。

とりあえず王様から許可も頂いた事だし、不自然に部屋にちんざましている宝箱を片っ端からとってみることにしよう。とはいえ3つしかないのだが。中身は・・・



「たいまつ」

「かぎ」

「120ゴールド」



・・・これだけ?120ゴールド?これじゃあたいした武器や防具も買えませんよ。するってーとなにかい?



棍棒と布の服で世界を救えとでも?



いくら王様の命とはいえ、そりゃあまりにも無茶な話。しかも謁見の間の扉にはしっかりと鍵がかかっている。折角もらった鍵も、いきなり使う事となり、使用後鍵は消滅。ていうかこの王様・・・勇者が謁見の間に入るや否や、扉に鍵を掛けたってことになりますよね?



勇者閉じ込めていきなり告白して、ナニするつもりだったんですかアンタ。



しかも兵士が見てる前で・・・そんな趣(以下略)そんなこんなで、120Gとたいまつ持って謁見の間を出る勇者。とりあえず隣町でなけなしの金はたいて装備を整え、「よし、世界を救うぞ」と躍起になる勇者。すこぶる滑稽なビジョンが脳裏に浮かぶのは俺だけでしょうか。棍棒と普段着で何が出来る。

かくして、「たった一人で世界を救う」という、常識的に考えて、無謀にも程がある旅がはじまったのである。



ドラゴンクエスト1(FC版)やってみてえ!




2008,12,24 / 22:49

前回肝心な事「ユーザーアンフレンドリーな部分」をすっかり書き忘れていたことを思い出したので追記。まずは下の図を見て欲しい。



ドラゴンクエストコマンド画面




わかりづらいかもしれないが、「はなす」コマンドを実行した後に出てくるウィンドウである。主人公は、どこにどう歩こうが、ずっと正面を見たまま移動する。向きが存在しないのだ。よって「はなす」だけでは人と話すことが出来ず、話す方向を指し示してやらないといけない。主人公の上に人がいるのであれば

「はなす」→「きた」

と指示しなければその人とは話せない。ではなぜこのような二度手間仕様になっているのか。

当時のゲームはとにかく「できるだけ容量を削減」という傾向にあった。主人公がどの方向を向いているかをプレイヤーに識別させるには、最低主人公がアニメーションしないとしても、上向き、下向き、左向き、右向きと、4枚のドット絵が必要とされる。2パターンアニメーションさせるのであれば、さらにその倍のドット絵が必要となる。

このドット絵の容量だけでもおそらく致命的となっているのだろう。何せ当時のゲームは今となっては考えられないほどの容量の小ささなのだ。ドラクエ1は64KB前後、かの名作「スーパーマリオブラザーズ」などは50KBにも至らない。エロ画像1枚にも到底満たない容量だ。

その為、このまわりくどいGUIはやむなしといったところだ。事情はわかる。わかるがぶっちゃけすげえ面倒。

しかしこのシステムのおかげで、主人公が表示されてる画面部分に、自分の好きなキャラを貼って「ワーイ俺のキャラが冒険してる!」なんていう心底どうでもいい裏技も生まれたのだがやっぱり心底どうでもいいので閑話休題。ついつい話が長くなってしまった。



棍棒と布の服を買って準備万端の勇者・・・といきたいところだが、とりあえずRPGの基本中の基本である、情報収集をしなければ。今のところどこにいけばいいのかすらわかっていない。なのでラダトーム城のすぐ隣の町で話を聞いて回る事にした。



「勇者すきなのよ、お前を死なせたくないものだな。」

「お前がロトの血を引くもの?何か証拠があるのか?」

「いーえ私はローラ姫ではないわ」



どっから突っ込めばいいんだよコレ。



いきなり野郎からの告白に、上目線の馬鹿に、勘違い女と来た。告白云々は思う様自業自得なので放置するとして・・・よしんばロトの末裔である証拠があったとて、単なる一町民である貴様になぜ提示せにゃならんのか。最後の馬鹿女はもう突っ込む気すらうせますこの自意識過剰が。挙句の果てには



「どうか魔物を倒してください!」



とか、範囲が広すぎる依頼をしてくる町民まで。漠然としすぎ。どの魔物だよ。全部かよ。無茶を言うな無茶を。せめて「竜王を倒して」くらいでとどめとけ。しかし突っ込み歩いたところでゲームが進むわけもなく。マジメに情報探さないと、いっこうに先に進めない・・・と思った矢先、すこぶる重要っぽい情報を得ることが出来た。



「ラダトームのお城の南から、海の向こうにお城が見えるでしょう。竜王はその城にいるとか。おおこわい。」



いきなり最終目的地の場所を把握。そこに竜王が潜んでいるのか。一体どれほどの険しい道のりが主人公に立ちふさがっているのか・・・



ドラゴンクエスト竜王の城

って近えなオイ。




ほら、王様王様。120ゴールドとかいらんから、船用意して船。なんならボートでもいいから。それで旅終わるから・・・と、ああやっぱりそういう概念はありませんか。下手すりゃ泳いでいけそうな距離なんすけどね。やっぱダメ?うん。わかってたけど。

しかし竜王も竜王だな。たとえこの世界に船という概念があろうがなかろうが、お前が率いるモンスター、空飛べるヤツとかいるだろ。ほら。ドラキーとかキメラとか。ラダトーム城なんてあっという間に落とせるだろ。え?ああ・・・うん。そうですか。そうですよね。



物事には順序ってものがあるんですよね。



大人の事情ってやつですよね。わかります。んじゃまあとりあえずちゃんと別に仕入れておいた情報をもとに、ガライの街とやらに行ってみますか。ずっと北にいって、海辺を西、ね。了解。その前に経験値稼ぎでもと、うろうろしていると、出てきましたよスライムが。

その後もスライム、スライムベス、スライム、スライム、スライム、スライムベ(以下略)と倒していくが、どいつもこいつもタイマン張ってきやがる。なにこのちょっとした武士道精神。モンスターならモンスターらしく、群れで襲ってくれば一発なのに。勇者一人だからって一人で挑まなくても。

ある程度レベルをあげて、割と早くガライの町に到着。ここでも定石「情報収集」。どうやらこの町は、偉大な吟遊詩人「ガライ」が作ったものらしい・・・偉大な吟遊詩人?ビジョンがさっぱり浮かばないのですが。そもそも吟遊詩人ってどんな職業よ?偉大って事は、みんなから尊敬されてたってこと?ちょっと辞書を引いてみた。



吟遊詩人:中世ヨーロッパで、恋愛歌や民衆的な歌を歌いながら各地を遍歴した芸人。



結局芸人かよ。



偉大な芸人・・・ひとりの芸人によって作られた町・・・ダメだ結局ピンと来ねえ。結局この町では大した情報は得られず。そういえばここに来る途中、洞窟が見えたので、薬草をしこたま買って探検してみることにしたが、洞窟内では敵が一匹も出てこない。なんだよ備えしまくって損した。

王様からもらったなけなしのたいまつを使い、目一杯心もとない灯火を頼りに洞窟内を探検すると、ひとつの宝箱が。ここは迷わずコマンド「しらべる」。



「しらべる」ぴっ。



「すきなのは自分の足元を調べた。」

「宝の箱がある!」



・・・。



ぴっ。



「すきなのは自分の足元を調べた。」

「宝の箱がある!」



ぴっ。



「すきなのは自分の足元を調べた。」

「宝の箱がある!」



ぴっ。



「すきなのは自分の足元を調べた。」

「宝の箱があ開けろよドサンピン。



なんだよどうすりゃいいんだよ。宝の箱がある事は見りゃわかんだよ・・・とよく画面を見ると、コマンド群に「とる」というものがあああああああめんどくせえ!「しらべる」で取ってくれたっていいじゃねえかよじれってえなあ!

結局「とる」で宝箱を開けると、一枚の石碑が入っていた。どうやら勇者ロトが残したものらしい。



「私の名はロト。私の血を引きし者よ。」

「ラダトームから見える魔の島に渡るには、3つのものが必要だった。」

「私はそれを集め、魔の島に渡り、魔王を倒した。」

「そして今、その3つの神秘なるものを、3人の賢者に託す。」

「彼らの子孫が、それらを守っていくだろう。」

「再び魔の島に悪魔がよみがえった時、それらを集め、戦うがよい。」



うん。もう船は諦めた。その3つのものとやらを集めようと思いますが、なんかこの情報も漠然としてんな。どうせ手がかり残すんだったら、もうちょっと具体的に書いてくれてもいいんじゃないのか。ロトってのは不親切だな。

あ、でも、モンスターも出てこないこんな洞窟、誰が入るかわからない。誰かがこの石碑を見てしまうと仮定すると・・・具体的な事を書いていたらまずい。だからあえてもやのかかったような言い方をしてるんだろうか。

いやだったらそもそも、こんな誰でも入れる洞窟に置かなくても・・・いやまてよ?誰でも入れる洞窟なら、誰かがこの石碑を持ち去っててもおかしくないはず。ははーん。読めたぞ。この宝箱は、ロトの血を引きしものしか開けれないように出来てるのか!なるほどなるほどだったらやっぱりもっと詳しく情報書けよ。



結局ロトの思惑がわからないまま、わかったようなわからないような重要な情報を手に入れ、先を急ぐ事にする。とりあえずうろうろしてたらどっかに町あんだろ、という安易な考えのもと、主人公はマイラの町にたどりついたのであった・・・。



ドラゴンクエスト1(FC版)やってみてえ!




2009,03,15 / 22:51

マイラの町についた勇者を待っていたのは、心無き町人の一言だった。



「お前がロトの血を引くもの?何か証拠でもあるのか?」



またお前か。



え、なに?なんかアンタに勇者たる証拠を提示しないと、世直しの旅しちゃいかんの?棍棒と布の服スタートで竜王を倒そうってんだから、ものすごい頑張ってると思うよ勇者。もっと温かく見守るなり、情報くれるなりしては下さりやがらないんでしょうかこの証拠厨。

いやいやこんなところでツッコm・・・もとい、つまづいてては竜王など倒せない。新しい町に着いたら、とにかく情報収集。基本ですよね。なにせ昔のゲームなんで、こっちから情報聞き出さないとホントに話進まないんで。よしあの人に聞いてみよう。



「ここは露天風呂でございまーす。効能はリュウマチでございまーす。」



早速やる気が削がれる勇者。モンスターが我が物顔で世界を席巻しているというご時世に、なんとものん気な事で。この露天風呂イベントは何の必要があるんだか。もうほっといて次いこう次。・・・むむむ?



ドラゴンクエスト毒の沼地




なにやら町の中だというのに、毒の沼地を発見。しかもその沼に囲まれる形で、老人が。むむむ。なんとも重要そうな。毒の沼地でダメージを受けながらも、その老人に話を聞くため、歩みを進める勇者。くっ、数歩とはいえ、レベル7でこのダメージは痛い・・・



「ロトの血を引く勇者よ!しかしその武器では竜王を倒せまいぞ。」



お前竜王の何知ってんねん。



この世界はアレか。単なる一町人が、竜王に通用する武器とかそんな細かい情報握ってんのか。それともこの老人、かつて竜王と剣を交えた事があると言うのだろうか・・・いやでもその武器では倒せないってのも普通にガセだし、なおかつ意味もなく毒の沼地に囲まれて暮らしてるっぽいので、ただ単にこの老人がボケているという、投げやりな結論に達しました。

「また来るがよ二度と来るかボケ!



・・・いかん。いっこうに話が進まない。まさかファミコンにおけるRPGのパイオニア、名作中の名作であるドラクエ1に、ここまでつっこみどころがあったとは。全部につっこんでいてはラチがあかない。ここはつっこむのをぐっとこらえて、とにかく色々な人に話を聞いてみよう。かくして



「古い言い伝えでは、妖精たちはゴーレムを眠らせたそうじゃ。」

「ゴーレムは笛の音が苦手だときく。」

「南にリムルダールという町があるらしい。」

「うわさではリムルダールでは鍵を売っているらしい。」



などという、初対面で交わす会話としてはあまりに不自然だが絶対重要であろう情報を集めることが出来た。つまりはとりあえず南行ってリムルダールの町で鍵とやらを買ってきんしゃい、という事だ。ただ町で売っているものの情報ですら、噂として入手しなければいけないのかと、一抹の不安は拭い去れないが無理やり気にせず南へ。

しかしリムルダールへ行くためには、どうやら南の洞窟を抜けなければならないらしい。そのまま入ってしまうと真っ暗なので、たいまつを用意してともしてみた。



ドラゴンクエスト洞窟

視界悪すぎ。無駄に厳しいファミコンゲーム。




いやホント、この時代のゲームはとかくユーザーに厳しかったんです。たいまつごときではこの程度の視野しか確保できず。でもなぜか体が覚えてたんで、難なく洞窟を出ることが出来ました。しかし洞窟から出て数歩で、リカントに瞬殺されました。はっきり「あなたはしにました」と表示されました。なのに・・・

・・・あれ?死んだはずでは?なぜかラダトーム城の王様の前に立たされてる勇者。そして王様が一言。



「おおすきなの!死んでしまうとは何事だ!」



アンタのその物言いこそ何事だよ。



ああああああまたもやツッコむところが多すぎる。大体死んだ者に対して「何事だ」とは何事だよ。勝手に生き返らせて、なおかつお叱りの言葉を浴びせるとは、なんとひどい世界。そして死ぬことすら自由でない世界。あまりにも厳しすぎる世界。



そしてしっかり半分とられている所持金。



え?え?どういう事?生き返らせてやったんだから、蘇生代として所持金の半分とられた・・・っていう解釈でいいの?それとも、死体を生き返らせてここまで運んできた運賃も含まれてるのか?そもそも誰がここまで連れてきたんだ?え?え?



ゲームだしって事で強引に納得させました。俺を。



早くも切り札を使ってしまいました。もう「ゲームだし」って言い方しちゃったら、今まで書いた文章全否定するようなもんじゃん。だから使いたくなかったけど、もう使わざるを得ません。じゃないと「世界を救う為に立ち上がった勇者にも120ゴールドしか出せず、しかも死んだら死んだで勝手に生き返らせて、その大義名分の下あまつさえ勇者の所持金すらまきあげるという、どうしようもない甲斐性なしな王様」という注釈がしっくりきてしまいすぎるのです。

いやいや腐ってもドラクエ!そんな王様が存在するはずもない!王様は威厳を保っていると信じたいのです!例えドラクエ2ではハーゴンを恐れて武器屋の2階に隠れていたヘタレ王様なんてもんがいたとしても!うわ自信なくなってきた閑話休題。

しかる後、ほぼ瀕死の状態でリムルダールに到着。やっぱりレベル7で行くような場所ではないと痛感しつつ、折角来たんだから色々話を聞きたいし。あと噂ではここに鍵が売ってるらしいし。案の定、資金不足で武器には手が出ませんでしたが、鍵くらいはね・・・っと、あ、あれは・・・



ドラゴンクエスト2Pカラー

勇者の2Pカラー発見ってオイ。




多分ラダトームあたりからいたんだろうけど、いや気づかなかった。さすがに勇者くらいはグラの汎用性無くそうよ。「やあすきなの!すきなのじゃないか!久しぶりだなあ!」と誰だテメエ的な言葉を発しやがる2Pカラー。他にも、ドラクエといえばこれ!もはや伝統になりつつある「ぱふぱふ娘」発見!これが元祖ぱふぱふ娘。すべてはここから始まったのである。



「おいでぼうや。ぱふぱふしてほしいなら50ゴールドよ。」



50Gなら持ってるぜー。って、アレ。選択肢が出ない。もう一度。ぴっ。



「おいでぼうや。ぱふぱふしてほしいなら50ゴールドよ。」



ぴっ。



「おいでぼうや。ぱふぱふしてほいいからぱふぱふさせろやねえちゃん。



なんだよ。50Gなら安いもんじゃんか。ぱふぱふしたかったのになあ。っていやいやこんな事している場合じゃない。とにかく鍵屋を探さないと。うろうろしながら情報収集しつつ、鍵屋を探す勇者。

「古い言い伝えでは、ロトはこの島の西のはずれに虹をかけたそうじゃ。そして魔王の部屋の隠されたる入り口により闇に入ったと聞く。」という、古い言い伝えの割には描写が細かいっていうかむしろあからさまなヒントや、「あなた誰?出て行かないと人を呼ぶわよ!」などという、いや開いてるから入ったのになんだよその言い草ってなどうでもいいもの、「竜王のカラダを貫ける剣が、この世にあるのだろうか・・・」っていう、二度目のあんた竜王の何しってんねん的発言まで、若干気が滅入りつつも聞き込みを続ける。

・・・そして歩き回ること数分、ようやく鍵屋を見つけたのだった。



ドラゴンクエスト1(FC版)やってみてえ!




2009,05,13 / 23:18

鍵屋を見つけた勇者。早速購入しようと、店員に話しかけた。



「どんな扉も開けてしまう、魔法の鍵はいかがかな?」



犯罪です。



いやまあ今更ですけども。どんな扉も開けてしまうて。しかもそれが53ゴールドで買えてしまうという荒んだ世界。これも全て竜王のおかgもとい、竜王のせいなのか。おのれ許すまじ。何としてもこの世界に平和を!

・・・でもまあ、これはこれで便利そうなんで、か、買っておこうかな。うん。しょーがない。買うべきだ。そして情報収集に戻る。死ぬ思いっていうか一度死んでまで来た町だ。元とらんとやっとれんのだが・・・



「お前がロトの血を引くもの?何か証拠またアンタか。



ラダトーム、マイラに引き続きまたもか。なんすか流行ってんすかコレ?そういうサークルでもあんのか?アンタらに証拠見せなきゃならん根拠は何だ。いちいち一般人に証拠見せないと平和取り戻しちゃあかんのかボケェ!

あーホントに腹立ってきたんで、次は予言所なるところに。予言所なんだから、まともな情報得られるだろうよ。アンタよりはな。



「ここは予言所。聖なるほこらを見つけたか?」

→はい

「雨と太陽が合わさるほこらじゃ。」



・・・。



「ここは予言所。聖なるほこらを見つけたか?」

→いいえ

「南に行くがよい。」



・・・えーと。観光案内所か何かですか?



何一つ予言っぽいお言葉を頂いておりませんが。なんかこう、聖なるほこらっていう観光地を訪ねてみてね!みたいな。まあいいや。次々。



「南に行ってはいけません。もっともっと強い魔物が住んでいるそうです。」



はいどないせいと?



さっきはさっきで南に行け言われたのに、すぐさま違う人から南へ行くなて。まあ結局は南に行くにはもっと強くなってから行けやこの貧弱!って言われてると捉えました。その後、鍵二つ使って「わたしはよしりーん。マイラのおふろから、南に4つ歩き、調べるがよい。」といういかにも重要っぽい情報をゲット。

そういえばラダトーム城に鍵で入れる部屋があったはず。宝箱がいくつかあったはずだから、根こそぎ頂いちゃおう。53ゴールドで宝箱たくさんならしめたもんだ。早速城に戻り、宝物庫らしき部屋に。宝箱は全部で4つ。



ぴっ。7ゴールド。

ぴっ。11ゴールド。

ぴっ。9ゴールド。

ぴっ。9ゴールド。



・・・あっ。まさかの17ゴールド損



まさかの赤字。そんなしけたお金を、ご大層に宝箱ん中に入れて、かつ鍵かけて、あげくの果てには門番なんてつけてまで保管してんじゃねえよ。どんだけ金ないんだこの城。そして門番に一言



「まことの勇者なら、盗みなどせぬはずだ。」



とか怒られちゃう始末。時既に遅しとはまさにこの事。どうやら勇者は勇者でも、もう「まことの勇者」ではなくなってしまったらしい勇者に、明日はあるのか?

・・・いや、もし竜王が普通の思考能力を有していれば、この勇者に明日などないはずである。果たして竜王とは一体何なのか?彼の、そしてモンスター達の不可解な行動、現状を羅列してみた。



■ラダトーム城のモンスター配置が弱いものばかり。
■こちらが1人だからか、1匹ずつしか襲ってこない武士道モンスター。
■ラダトーム城すぐ近くに配置された城。
■橋を渡らない限り、強いモンスターが出てこない、わかりやすく徹底された分布図。
■勇者の成長を予期するかの如く、徐々に徐々に強くなるモンスター。
■モンスターに壊される事なく、しっかり残ってる宝箱。



なんだろう、この人為的、不自然な世界は・・・あっ!そうかわかったぞ!



竜王は、勇者の肉親か何かだ!



全く違ってました。ちぇー。いい読みだと思ったのに。レベル1からスタートの勇者にとって、成長しやすい環境作りに竜王がいそしんでると考えれば、全くもって不自然ではないのに。城から近いのも、勇者の成長を見守りたいが為かと。

「あーいかん!その宝箱は壊さずとっといてくれ!」とか「あーもう2匹で襲おうとするな!絶対1匹で襲え!いいな!?」とか、ハラハラしながらモンスターに言いつけてる魔王ってむしろ萌えるのに。

・・・って今回も全然ストーリー進んでねえし。クリアレポってのはどうしてこう、長くなっちゃうんでしょうかああ自業自得ですかはいそうですか。



ドラゴンクエスト1(FC版)やってみてえ!





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